べた掛け資材 便利です
べた掛け資材,不織布,アブラナ科の野菜べたがけ資材とは服や下着の素材として広く知られる不織布の一種です。
(材料はポリエステル、ポリプロピレンなど)
べたがけ資材は強光や高温、アブラムシ、コナガなど害虫から野菜などを守るために開発されたものです。直接掛けて使うので「べた掛け」という名で呼ばれています。
微細な紡糸を絡み合わせた長繊維不織布の(商品名パオパオ、パステイト)などと、フィルムを細かく割いた割繊維不織布の(商品名タフベル、日石ワリフ)などが市販されています。トリコット編み被覆資材(商品名:スーパーソフトネット)、平織り被覆資材(商品名:サンサンネットソフライトなどもあります。
べたがけ資材は想像以上に軽くて、野菜が育つゆとりをもたせ、裾を隙間なくおさえておけば風に飛ばされないようになっています。
1平方m当たりの重さは15~20gということで、透けて見えます。
べたがけ資材はかけっぱなしにしておいても、雨風は通し、飛来してくる害虫を寄せ付けません。キスジノミハムシ、ナモグリバエなど微少害虫も防除できます。
葉ものは直接そのまま食べるので消毒したくありません。
背が高くならない葉もの野菜にはべたがけ資材は便利だと思います。
まわりの畑でも市場に出荷するハクサイやキャベツにべたがけ資材を使っています。
ハクサイやキャベツは青虫などの被害が多く、このあたりでは今まで相当消毒をしていました。
現在はべたがけ資材を利用しているのがほとんどです。
消毒の回数をおそらく何回も減らしたかも知れません。
私も使用したことがなかったのですが、それをみて今年(2009)初めて使ってみました。
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秋のベランダ(軒下)菜園 コンテナ(プランター)栽培
2009年3月上旬
野菜の種を蒔いてからべたがけ資材をして、まだ寒いのでべたがけの上に簡単なトンネルをしてみました。上のトンネルは適当な資材がなかったため、少し浮かすようにしてポリフイルム(?)、ビニール(?)を掛けただけでした。少し強い風が吹いたら、外れてしまいました。それからくっついて葉が焼けてしまいました。でも発芽したので少し育ったら上のフイルムは外してべたがけ資材をトンネルにしました。
べたがけ資材を止めるのにこんなものを見つけたのでしてみました。
風が吹いても結構うまく止まっています。ほかにもいろいろあるみたいですね。
3-18 不織布のべたがけ
約1週間で発芽しました。
その後、べたがけ資材とビニール(フイルム)トンネルの2重にしたので暖かくなり、育ちがよくなると思います。
また日中、日差しが強いときはビニールのほうは片側をめくっておきます。夕方は閉じておきます。
重しを片側3ヶ所してあるだけなので簡単です。
今までの野菜は飛来してくる害虫で連休過ぎには葉っぱが穴だらけになっていました。
現在、芽が出たばかりですが、これからが楽しみです。
またべたがけ資材(不織布)は縦横の引っ張りにも強く、何回でも使えるということです。
エダマメやスイートコーンのタネまき後の鳥害の防止などにもいいし、使いまわしできると思う。
また、掛け通しにしておいても軟弱に育ち過ぎる心配もないといわれています。
耐久性もあるらしく、冬の防寒用にも使えるとのことです。秋の軒下菜園で使用して大変便利でした。
不織布の光線透過率は75~90%ということで、強光を和らげ、覆いの下はやや温度が下がるらしい。暑さ対策にもいいかもしれないですね。
周辺から虫が入らないよう、すき間なくきっちりと覆い、風で飛ばされないように針金や市販の専用留め具で固定しておくことが大切です。
葉菜類、とくに虫のつきやすいハクサイやカブ、ダイコンなどアブラナ科の野菜には効果がありそうです。
ハクサイでは苗床はもちろん、畑に植えてからもトンネル状に、葉の頂部に届くくらいまで覆っておくとよいとのこと。
かん水や病害防除のための薬剤かけは、覆った上から行っても十分内部にまで届くようになっているとのことです。
今年はミニキャベツのタネを購入したので、早速使います。
いままではハクサイ、キャベツなどの野菜の栽培は虫害がひどくて敬遠していたのです。
さてその後どうなったでしょうか?
2009/4-12
いろいろ少しずつ種まきをしたのです。
ミニチンゲンサイ、ミニダイコン、ミズナ、シュンギク、小カブなど・・
暖かくなったので、途中からベタがけを止めてトンネルにしました。
その他、はつか大根(ラデッシュ)なども順調に育っています。
早速今日の昼食はベタがけの下の野菜をサラダにしました。なにしろ取れたて5分の新鮮なサラダですもの、お味のほどは言うまでもございません☆~(^-゜)v
下の画像ははつか大根(ラデッシュ)、ミズナ、シュンギクです。
なお花は消毒していないので、パンジー、ルッコラ(ロケット)、菜花は食べられます。
菜花の茎はもう硬いので花だけ、カモミールはティにして。