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バックヤード(裏庭)で育つ野菜

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バックヤードとは玄関のある表側に対して、建物の裏側のスペースのことをいいます。
すなわち裏庭のことですが、イギリス郊外などの家庭ではここで花や野菜を作ることが多いです。
アメリカでもデッキや花壇だけではなく、芝刈り機やガーデニング用品が収納できる小屋(シェッド)を設けたりして、裏庭をうまく生活に取り入れています。
日本ではどうでしょう? 外国みたいに広いスペースを裏庭にとれないのが現状です。
道路が南側にある場合は、多くの家が北側いっぱいに敷地のスペースをとり、裏側の敷地はほとんど通路ぐらいしか設けないで、南側を庭にしています。
また北側に道路がある場合は車を置くスペースにしてあります。ほとんど庭にはしていません。
地面がなくてもコンテナを置くスペースがあれば趣味と実益を兼ねたハーブや野菜などに挑戦してみて下さい。

裏側の目立たないちょとしたスペースがあれば、そこに日陰に向くミョウガ、フキ、紫蘇(シソ)、三つ葉(ミツバ)、ニラなど植えて育てて、それを利用して楽しむことができます。
裏庭のちょっとしたスペースを耕して腐葉土を入れ、水はけをよくしておきます。
夏になると裏庭も結構明るい日陰といったところになります。太陽が真上から照らすのでまるまる日陰ではなくなります。日光が当たる時間帯もあるでしょう


手で摘んでミツバの収穫。根ミツバより香りが強く、天ぷらや卵とじなどにおすすめ。
毎年、こぼれ種から生えてきます。  
4-16
ミツバ 4-16


青紫蘇(シソ)は和製ハーブとも云われるほど香りが良く、薬味やてんぷらなど利用法がたくさんあります。
各種ビタミン、βカロテン、ミネラル類なども豊富です。こちらもこぼれ種から生えてきます。

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青紫蘇(アオジソ)や赤紫蘇(アカジソ)の育て方 赤紫蘇ジュース

これまで育てた花木、樹木、果樹、草花・野菜など12年間の栽培記録(2018年現在)
我が家の混植菜園&花壇 栽培備忘録


フキの収穫・・・春に2~3回収穫できます。フキは食物繊維やミネラルが含まれています。

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一度植えれば毎年生えてきます。

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ヤマウド・・・  若芽の天ぷらは香りがあってすごく美味しい!  
何回でも収穫できますが、成木は背丈ぐらいになります。毎年増えます。

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ニラは年に何回でも地際を切って収穫できます。花茎が出ても刈り取ると、また冬までに3回ほど収穫できます。数年に一度株分けします。堆肥を入れると柔らかなニラになります。

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スープセロリ  
秋にこぼれ種から出て春になると、外側の大きく育った葉から順次収穫できる。
これは1本あると便利です。日なた~半日陰ぐらいが良い。春に苗が市販されています。
種からですと春まき(4~6月)できます。消毒もしないで収穫しています。

スープセロリ

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ミョウガもフカフカした土壌のバックヤード(裏庭)が好きです。
ミョウガを食べると忘れやすくなるとは大きな誤りで、むしろ香り成分に集中力を高める効果があることがわかりました。
室を暗くして栽培するミョウガダケもシャキシャキしていて美味しいものです。挑戦しましたが光が少しでも入るとだめなので、失敗してしまいました。赤い色を出すのも少し伸びたところで、日光に当てるらしいのです。それからまた真っ暗な室に入れて、湿度管理などしてからようやく出荷です。ま、プロではないので、そこまではできませんが、一部を黒いビニールで囲って光を遮断すればなんとかなるかな?

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ウルイは山菜として温室栽培されたものが出回っています。園芸的にはホスタやギボウシがあります。
ウルイはまだ少しだけなので食べてしまってはもったいない段階です。2013年は畑が草に覆われて、まったくウルイの姿が見えなくなってしまいました。
2014年春になっておそるおそる確かめたら、若い目が数本出ていました! 今年は草ぼうぼうにならないようにしなくては・・・


バックヤード(裏庭)で育つ野菜のお勧めは紫蘇(しそ)です。
青紫蘇、赤紫蘇どちらも日陰の庭でも良く育ちます。利用法もたくさんあるし。収穫の期間も長いです。

もうひとつはニラです。手間がかからず、利用法がたくさんあります。
主に葉が柔らかな春と秋に利用。こぼれ種から増えてあちこちに出ています。

ねぎ類も芽が伸びるところを切らなければ、根があれば又芽がでます。
普段捨てている根の部分を芽を残し少し長めに切って、土に植えます。
伸びたところの上の部分を切り、薬味などに使ってください。
また種からでも簡単に育てられます。(太い根を利用するネギではなく細い万能ネギ)

三つ葉も春先に出る根ミツバなど植えておきます。すぐ根付きます。
また種からまいて育てても大丈夫です。こぼれ種から毎年出ています。
三つ葉(根ミツバ)はわざわざ土をかぶせて茎をもやしに作るのですから、日陰でも大丈夫!
でも土をかぶせないでそのまま育てて、地際から切って利用します。
ただ三つ葉はアゲハチョウの幼虫が好物なので、虫が嫌いな人はどうでしょう?
我が家では梅やシャラの木の間に毎年こぼれ種からでてきますが、2010年はアゲハチョウの幼虫はいませんでいた。天敵に食べられてしまったのでしょうか?

地下茎からふえるミョウガ、フキはまわりにだんだん増えてしまうので、ほかにもいろいろなものを植えるときは不向きでしょう。
毎年じゃまなところを抜いたり、ミョウガ、フキだけであとの予定がないときは植えてもいいのでは・・・

ハーブなども作れます。
ミントは増えすぎて困るぐらいなので、地面を区切るとかコンテナで作ります。
レモンバーム、レディスマントル、ヤロウ(西洋ノコギリソウ)やベルガモット、ワイルドストロベリー、パセリなども良く育ちます。むしろ日陰ぐらいがまろやかな味になりおいしいです。
我家では毎年こぼれ種からスープセロリやイタリアンパセリ、チャービルが出てきます。

柿の木の下にあるアシタバも毎年出てきます。でもアシタバは南向きの庭なら落葉樹でもOKですが・・・北側は自信がありません。1年と割り切って栽培してみてください。
条件が合えば宿根性もあるため、同じ所からまたはこぼれ種などで出てきます。
2010年は木陰にコゴミ、2011年はウルイ(オオバギボウシ)も植えました。

半日以上日が当たるところなら、ホウレンソウ、小松菜(コマツナ)、春菊(シュンギク)、パセリ、クレソンなどの葉野菜、里芋(サトイモ)、イチゴなどが作れます。
レタス類などもガンガン日が当たるところよりもまろやかな味になるでしょう。
キュウリ、ナス、ミニトマトなども午前中だけの半日陰でも案外よくできるものです。

このように日陰だからといって、あきらめないでバックヤード(裏庭)で育つ野菜や山菜も結構あるので、挑戦してみてください。