青紫蘇(アオジソ)や赤紫蘇(アカジソ)の育て方 赤紫蘇ジュース
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紫蘇(シソ)
シソ科 シソ属 日本のハーブ
紫蘇(シソ)の種類 (ウィキペディア参照)
・チリメンジソ( 縮緬紫蘇) 葉は両面とも赤色でやや縮れる。基本品種
・アカジソ(赤紫蘇) 単にシソとも呼ばれることがあり、葉の両面とも赤色で縮れない。
・アオジソ (青紫蘇) 葉の両面とも緑色で縮れない。
・チリメンアオジソ(縮緬青紫蘇) 栽培品種で葉の両面とも緑色で縮れる。
・カタメンジソ(片面紫蘇) 栽培品種で葉の表面は緑色、裏面は赤色。
・マダラジソ (斑紫蘇) 葉の表面は緑色、裏面は赤色で縮れない。
スーパーなどでは青紫蘇(アオジソ)は「オオバ(大葉)」で売られています。
我が家では数本ですが、チリメンアオジソ(縮緬青紫蘇)と赤いチリメンジソを栽培。
紫蘇(シソ)は「ツマモノ」や薬味として葉や花穂、実などが利用でき、てんぷらにしてもおいしいです。
青ジソはビタミンAやカルシウム、鉄分を豊富に含んでいます。
栄養豊富で重宝する紫蘇(シソ)は簡単なので是非紫蘇(シソ)栽培にチャレンジしてください。
青紫蘇の花穂
このくらいの青ジソの花穂は天ぷらが最高!(下のほうに花が2~3個付いている)
赤紫蘇の花穂
赤紫蘇(アカジソ)は梅干の色づけや赤紫蘇(アカジソ)ジュースに利用します。
紫蘇(シソ)は花壇の隅などやベランダでプランター栽培、また裏庭などのあまり日の当らないところでも栽培することができます。
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こぼれ種を利用する場合は、一緒に作ると青、赤が交雑してしまうので別の場所で作るとか、毎年ではなくても2~3年に一度の割合で種や苗を購入しましょう!
交雑すると葉の表と裏が曖昧なミックス紫蘇が出来てしまいます。
ミックス紫蘇では赤紫蘇、青紫蘇の代わりはちょっと・・・天ぷらなどにするのにはいいのでしょうが。
紫蘇とよく似ている近年注目のエゴマも育てています。エゴマ栽培記 製作中
紫蘇(シソ)の育て方 畑
■紫蘇(シソ)の種まき
シソは春まきの1年生草木です。
生育適温は20~23℃で発芽適温は22℃前後なので、4月まきが適期です。
種子は感光性(好光性)なので覆土は少し隠れる程度で十分です。
発芽まで10日程かかるので、土が乾かないように時々水をやりましょう。
乾燥すると発芽が悪くなります。
直まきでは、株間を20~30cmとり、1ヶ所に5~6粒まいて間引いて1本立ちにします。
我が家の畑のシソは1本で幅が60㎝ぐらいになってしまうのですが、2本、3本の場合は、重なってもお互いに支えあうようになるので間隔が狭くても大丈夫です。
発芽したら徐々に間引きし、本葉が5~6枚になった時点で1本立ちとして育てます。
普通の細長いプランターでは2本ぐらい植えます。
間引いたものは芽紫蘇(メジソ)として利用できます。
イチゴの中に赤紫蘇(アカジソ)のこぼれ種が・・
紫蘇(シソ)は上手に育てれば1~2本あれば十分なので、4月中旬~5月にかけて苗が出回っているのでその苗を植えてもいいでしょう。
■紫蘇(シソ)の用土
コンテナ(プランター)では野菜専用の用土を利用すると手軽にできます。
紫蘇(シソ)は肥えた土が適しています。
または赤玉土に腐葉土や堆肥を混ぜます。
地植えでは特に土質を選ばず、日当たり~半日陰~日陰まで生育適応範囲が広いです。
日陰のときはなぜか葉が大きくなります。
■紫蘇(シソ)の肥料
苗を植え付け2週間後から月に1~2度、規定に薄めた液体肥料を施します。
化成肥料あるいは有機配合肥料なら1㎡あたり30g程度施します。
そんなに神経質にならなくても育ちが悪ければ、肥料を与えるという程度で大丈夫です。
化学肥料はどの植物でも多過ぎると枯れてしまいますから、様子を見ながらというのがいいのでは・・・
紫蘇(シソ)の葉が薄かったり小さいのは肥料不足です。
■紫蘇(シソ)の収穫
収穫は葉が10枚になってからです。葉柄をつけて摘み取ります。
小さな入れものに水を張り葉柄をつけて冷蔵庫に入れておけば少し長持ちします。
紫蘇はある程度葉を摘んでから、わき芽を残して枝を切り戻せば若い枝に更新できます。
そのほうが若い葉が出るのでわたしはいつもそうしています。そして切り戻しをしたときに肥料を施しています。そうすると紫蘇(シソ)は穂が出るまで葉を長期間収穫できます。
穂が出るのは8月下旬~9月上旬です。(とう立ち=抽だい)
シソは短日植物なので日長が14時間以下になると花芽分化を起こします。
穂ジソを収穫したら、この後は新しい葉はできないので、すべての葉を摘み取って紫蘇(シソ)栽培は終わりになります。
9-11
穂が出始める
9-11
■紫蘇(シソ)の水やり
プランターでは乾燥させると株が弱るので、水やりは忘れないように。
夏場は1日2回ぐらいは行なってください。
■病虫害
我が家ではベニフキノメイガとおんぶバッタの食害が多いです。
ベニフキノメイガは葉の先を観察していると葉が丸まって糸を引いたような様子で分かります。
葉を糸で綴り合わせ、中に幼虫が入っていて、はじめ葉肉だけを食害し、葉はだんだん網目状になり、やがて葉全部を食いつくします。取ろうとすると逃げ足は速いです。
ベニフキノメイガはシソ科の植物が食草になっています。
おんぶバッタ
かわいいけどほっといたらこんなに葉が食べられてしまう。おんぶバッタは油断できないですよ。
このときはかなりの数のおんぶバッタがいました。9月上旬の花芽分化のころです。
ハスモンヨトウなども秋口に発生することもあります。小さいうちは葉裏に群がっているので、そのときに葉ごと取ってしまいます。
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ハスモンヨトウの孵化
ハスモンヨトウ
家庭菜園のように少ない本数の紫蘇(シソ)栽培は、薬剤散布をしなくても、早めに手で駆除してください。
紫蘇(シソ)は病害は少なく、私は薬剤散布をしたことがありません。
水やりのときには紫蘇(シソ)の全体を見ていれば葉の穴や欠損、虫の糞などから気が付きます。
最近は天敵が多くなったので、めっきり虫害が減りました。
天敵としてのカマキリ
天敵としてのニホンカナヘビ ニホンカナヘビの画像
ハナグモとその獲物たち
ヨコズナサシガメ
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赤紫蘇(シソ)の利用法
赤紫蘇(シソ)ジュースは私が毎年作っているものです。
■赤紫蘇(シソ)ジュースの作り方
・先端(5,6枚の部分)やきれいな下葉を摘んでよく洗い、鍋に入れます。
・そこに水をひたひたに入れ30~40分ぐらい煮ます。
(水の分量も煮出す時間も大まかで大丈夫です。 忘れて1時間以上の時も何回もあります)
・鍋から紫蘇を取り出し、砂糖とクエン酸(私は米酢とかリンゴ酢)を入れます。
鮮やかなルビー色になります(分量は量ったことがなく味をみながら適当に入れています)
美味しく飲めることが長続きする秘訣です。
・冷めてからガーゼでこしてペットボトル等に入れて冷やしておきます。
入れ物のペットボトルは焼酎なら消毒をしなくてもいいので便利。酢の空き瓶も洗わないでそのままで。
夏の間に一年分作っておきます
・飲み方はストレートなら30~50㏄ほどを。お好みで水や炭酸水などで割って飲んでください。
作り過ぎたので、知り合いにおすそ分けした残りの分
赤紫蘇ジュース
我家は全員アレルギーなので昨年2006年から飲んでいます。
今年はスギ花粉症が軽かったような気がします。その他にも目にも良いと聞いています
梅干の色付けに使った赤紫蘇を乾燥させて細かくしたふりかけ「ゆかり」も美味しいので毎年作っています。
赤紫蘇をカラカラに乾燥させてすり鉢でするかもしくはフードプロセッサーにかけます。
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食欲がないときにふりかけやおにぎりにすると美味しくいただけます。
シソの栄養
シソの葉にはα-リノレン酸という必須脂肪酸やポリフェノールが豊富に含まれています。
特にシソ科の植物に含まれる「ロズマリン酸」というポリフェノールは最近注目されており、赤ジソに多く含まれています。
「ロズマリン酸」は免疫機能を正常に保ち、アレルギー症状を軽減する効果があるといわれています。
また、赤ジソには赤色のアントシアニン系色素成分の「シソニン」も含まれています。
シソの実から搾られるシソ油には、α-リノレン酸が約70%と高含有。
α-リノレン酸は体内でEPAやDHAに代謝されます。
赤紫蘇に含まれている成分
カロテン、ビタミンE、パントテン酸、葉酸、ビタミンK、カルシウム、ビタミンB2など