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ニラ(韮)の育て方 ニラの効用・効能

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ニラの収穫  10-18

とても柔らかいニラの収穫  10/18

ニラ(韮)
ユリ科ネギ属  多年草
原 産 : 中国西部

ニラは畑の隅や裏庭、プランターなどどこでも植えることができ、日当たり~半日陰~やや日陰まで適応できる便利な野菜であり、誰でも栽培することができるすぐれものです。
ニラは一度植えておけば何年でも同じ株から葉が伸び、年に何回も刈り取りできる(主に春と秋)ので、家庭菜園に取り入れておけば、大変重宝する野菜です。
この際、たくさんニラを植えておき、毎日のようにニラを料理に取り入れたらいかがですか?
ニラはむずかしい育て方ではなくこぼれ種でもたくましく育っているので、是非挑戦してみてください。
ニラは春は2~3回収穫でき、秋は花が咲いてから地際から刈り取ると冬に枯れるまで3回は収穫できます。秋のニラもとても柔らかでおいしいです。
数え切れないほどこぼれ種で畑や庭に生えている秋のニラ。 9/12

秋のニラ 9-12


家庭菜園のニラは市販のように長く伸ばす必要はなく、若いうちに刈り取ると筋がなく、市販では味わえない柔らかさがありますよ。
餃子を作るときなどは特に、ニラ(韮)がちょっとだけあればいいのですから非常に便利です。
餃子で思い出したのですが、ネギとニラの交雑種であるネギニラがあるのですよ。


ニラの育て方
◆畑の準備
ニラは多年生の作物なので土づくりは重要です。とはいってもこぼれ種でいろいろなところに生えてきたニラは最初は幅の広いよいものがどこの場所でもとれます。土が肥沃でないとすぐに貧弱になってしまいますが・・・


1)1㎡あたり苦土石灰200gを植え付け2週間前にまいておきます。
  うっすらと白くなる程度です。

2)元肥として1㎡あたり堆肥4~5kg、化成肥料100g、ヨウリン40gを
  植えつけ1週間前に施しておきます。
  我が家では堆肥の代わりに自前のぼかし肥料やもみ殻燻炭も入れています。


◆種まき
1)3月中旬~4月上旬に種を播きます。
 (今回は我が家では自前の種なので秋にとりまきをしました)
2)そのまま定植しないときは条間は40~50cmぐらいとり、溝をつくって覆土は
  浅め(6~7mm)に約20cm間隔にすじまきします。
  乾かないように十分に潅水しておきます。播種後10日ほどで発芽します。
3)定植するときは、15cmの条まきかあるいはばらまきにします。

ニラの発芽後は除草をまめにします。


◆定植
苗が大きくなったら6月下旬前後に一度植え替え(約15×15cm間隔に)、株をよく太らせてから、定植します。
ある程度の間隔をとればそのまま定植してもいいのでは・・
ニラはこぼれ種では何もしなくても秋にはかなりの株数になっています。
いろいろ述べていますが、難しいことはなくそのままでも大丈夫ということなのです。


◆追肥
生育に応じて9月と4月のニラの育ち盛りに化成肥料を少量施します。元肥が沢山あれば追肥はしなくてもかまいません。


◆土寄せ
倒伏や雑草の発生を防ぐために、土寄せを適宜行います。
株分けしたニラには土寄せを行いましたが、タネをまいたものには行いませんでした。
これもどちらでもお好きなほうで・・・
販売するためにはいろいろ工夫が必要ですが、家庭菜園なら気楽にどうぞ・・・


◆収穫
収穫は4月~10月の間、新葉が20~30cm伸びた頃随時行います。
株元より少し上の所から刈り取ります。         
花茎も食べたことはありませんが、柔らかいうちでしたら食べられます。


花が咲き終わるとすぐに実が大きくなる 9/24
このときに実を付けさずに地際から刈り取る。出てきたニラをそのままにしておくと、また花芽がつきますが、早めに刈り取りニラの収穫ができます。花芽を付ける時期が過ぎると多少大きくなっても、もう花芽は出ません。

ニラの花 8-25


ニラのタネ  10/12
10-12


ニラのふやし方
ニラは霜が降ると地上の葉は枯れてしまっても根茎が残って越冬する多年生の野菜です。
ふやすのには、この根茎を分ける方法と、種からまく方法の二通りがあります。
いつもこぼれ種であちらこちらに出ているのですが、2008年はこのニラのタネをまいたものと株分けをしてものと比べることにしました。
ニラの種まきの適期は秋と春の彼岸ですが、11月下旬にタネまきと株分けを同時にしました。
こぼれ種で毎年困るぐらい出てくるので、晩秋にまいても春には出るでしょう!
(ほんとうのところは、単なる忘れん坊だからです・・タネ紛失事件が多すぎ)
畑を耕し、タネと球根を1列づつ作ってみました。さぁ、どちらがよいニラができるでしょうか?

株分けのニラ
何年も株分けしないでいると、株は密生して小さな根茎になって葉の幅が狭くなり、よいニラができません。
株分けの時期は、葉が枯れ根株が休眠状態に入っている冬の間がいいようです。
株を掘り起こし、根をほぐして、分けた株を数本ずつまとめて植え付けます。
植え付け間隔は、苗を育てて植える場合も、株分けして植える場合も、条間40~50cm、株間20cmぐらいが適当です。


私が行なったのは11月下旬のことでした。
ニラの根っこは長く、また沢山あり掘り起こすのがたいへんなくらいでした。
夏も根っこを掘り起こしてそのままにしておいたことが何度もありますが、枯れたことがありません。ニラはかなりしぶといのです。

枯れかけている葉を刈り取り、スコップで根株を掘り上げます。
根が張っているので、少し力がいる仕事ですが、土を落とし、手で2~3株ずつ分割します。
ニラの根っこ  2008/11/29
ニラの根っこ 11-29

これを上記のようにした植え溝に3~4個ずつまとめて、20~25cmぐらいの株間になるように植え付けます。
ニラを植える  2008/11/29
ニラを植える 11-29


ニラを植えた場所  2009/2-6
何も見えないけれど、右側に株分けしたニラ、左はタネまきをしてあります。

ニラを植えた場所 2009-2-6


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自家種まきしたニラ
タネは我が家にあるニラなのでたくさんあるので、大分厚く(多めに)まきました。
晩秋~冬にかけて霜柱が立ち、浮き上がったところでタネが風で飛ばされる率が高いからと考えたからです。覆土は浅いのやら深いのやら適当でした。
これが、全部といっていいほど春になってから発芽してしまいました。さすがにこれでは密生しすぎ・・でもさぼってそのままでおきました。
2009-7/19
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手前は昨年冬に株分けしたニラ。
奥のタネまきしたものは間引きもしないでそのままの状態でおいたものでさすがに厚すぎ。それでも秋になってから2回ほど刈り取り収穫しました。
この冬は植え替えるつもりです。畑(菜園)ではニラは端に植えたほうが便利です。
2009-7/28
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2009-10/10
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タネまきしたニラの刈り取り収穫の次の日 2009-10-10

DSC03474-2.jpg

※その後、株分けをしないでおいたら、あまりに密集してしまい、梅雨明け後に白絹病になってしまいました。
2年もそのままにしておいたから、仕方がないわ。
黄ニラを栽培してみたくてなって2列にしようとしましたが、その前に白絹病に・・・。
関連記事 我が家の草花に発生した白絹病(しらきぬびょう)製作中
2011-7-22
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2009年は「テンダーポール」という花ニラを主に食べる品種をまいてみました。
花ニラは、ニラの花茎と若い蕾を食べる中華料理の食材。花ニラ専用の品種が栽培されています。
日本で主に栽培されているのは、台湾から伝わったテンダーポールという栽培品種です。


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春に卵パックに「テンダーポール」noタネをまき、発芽までは順調でしたが、いつも我が家に遊びにきているニャンコたちがじゃれて卵パックをひっくり返してしまいました。
夕方、そのことに気がついたのですが、時すでに遅し・・発芽したニラの姿はどこにもありませんでした。残念無念 (-_~-)

2009-5-12
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ハナニラはユリ科ハナニラ属にも同じ名前があります。それはイエイオンというのですが、通称ハナニラといって、野菜の花ニラとは異なる植物です。花壇や畑で増えていますが、春の白い花が一斉に咲く様がきれいなので放置しています。
ハナニラはシェードガーデン(半日陰~日陰の庭)にもあります。

DSC07495-2.jpg


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ニラの料理
汁の実やおひたしのほか中国料理、韓国料理に良く用いられ、ニラの卵とじやレバーと炒めあわせたニラレバ炒めや餃子の具、味噌汁、ニラ饅頭(点心)、チヂミなどがポピュラーです。また若い花芽もおひたしや炒め物として食べることが出来ます。


ニラの栄養・ニラ(韮)の効用・効能
現在新型インフルエンザが大流行するのではないかと恐れられていますが、予防注射やマスク、手洗いなどが効果が高く大切ですが、免疫力をアップさせるのも大事な対策だと思います。
免疫力をアップさせるのにニラ料理はとてもよいのです。ベータ・カロチンやビタミンA、B2、C、ミネラルに富み、匂い成分のアリシンがビタミンB1と結合してその吸収を良くし、代謝機能を高めます。ビタミンB1を多く含む豚肉などと一緒にとると効果的とのことです。
アリシンを含むニラは疲労回復や血栓予防、動脈硬化を促す悪玉コレステロールを低減してくれるなど生活習慣病の予防にも役立ちとのことです。
ただし、なにごともほどほどがよいようで空腹時の摂取は胃を刺激して炎症を起こしたり貧血になることもあるので注意が必要です。
※アリシンはニンニク、ネギ、玉ねぎなどにも含まれています。


生薬としてのニラ
ニラの種子は、韮子(きゅうし)という生薬で腰痛、遺精、頻尿、下半身の冷え・下痢・帯下などに使います。
葉は韮白(きゅうはく)という生薬で強精、強壮作用があります。
腹痛や下痢・疲労にはニラ雑炊を食べるとよいといわれています。

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