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葛(クズ)の話 葛(クズ)の効用と葛(クズ)のスイーツ

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葛(クズ)
マメ科のつる性の多年草で秋の七草の一つ。
北海道~九州までの日本各地のほか、中国からフィリピン、インドネシア、ニューギニアに分布しています。各地で河原や野原、山林などの荒れ地で他の木などにからみついて繁茂しています。

葛(クズ)の花の開花時期は8月中旬~9月下旬。
2007/8-16
葛(クズ) 2007-8-16


葛(クズ)の蔓(つる)でカゴを編んだり、昔は葛布(くずふ)と呼ばれる布も作られていたということです。

山際の葛(クズ) 2007-8-16

実家の裏山の葛(クズ)


葛(クズ)は年月がたつと茎も根も太くなり、根は長芋状になります。
葛(クズ)の根はカッコン(葛根)と呼ばれ、食品の葛粉(くずこ)や漢方薬が作られます。
発汗作用・鎮痛作用があるとされ、葛根湯、参蘇飲(じんそいん)などの原料になるそうです。

私は風邪の初期には葛根湯を飲んだり、また葛粉(くずこ)を湯で溶かした葛湯(くずゆ)を飲みます。これは子供の頃からず~と続いていることです。
個人差があるかもしれませんが、風邪の初期に関しては葛根湯を飲んでから寝ると翌日は大抵は直っているのです。
でも本格的な風邪になってしまった場合は効かないようです。

風邪でない頭痛や肩こりのときには、鎮痛薬を飲まないでまず葛根湯を飲みます。
大抵はそれだけでいつの間にか直っていますが、それで直らないときは大事な病気が隠れている場合があるので、すぐに病院で診てもらったほうがよいと思います。
なお胃腸の弱い人は吐き気や食欲不振を起こすことかあるので注意が必要とのことです。

また水分の多い温かい物を沢山とって、一汗かくと風邪の初期の病状は回復に向かうことが多いみたいです。卵酒とかネギ、ショウガなども体を暖める作用があります。

落語にもそんな話がありましたね。葛根湯医者・・・
なんの病気でも「では葛根湯・・」といっているので、ヤブ医者のごとく笑いを誘っているのですが、本当は理にかなっているらしいですよ。

水分の多い温かい物を沢山とって一汗かくと初期の病状は回復に向かうことが多いみたいです。
卵酒とかネギ、ショウガなども体を暖める作用があります。

葛(クズ)は葛きり、葛餅(くずもち)など和菓子等の材料として古くから用いられています。
葛粉(くずこ)を水で溶いてから熱を加えると半透明もしくは透明になって固まります。


ことし(2008年)は葛(クズ)を使ったスイーツが流行とか・・・
葛(くず)は和洋どちらにも合うみたいで、テレビで美味しそうな老舗のスイーツ、ホテルのスイーツを見て食べてみたくなってしまいました。食も変わりつつありますね・・・


注意すべきは各種食料品店で入手できる葛粉の多くは馬鈴薯やサツマイモ澱粉が混ざっている場合が多く、混じり気のない葛粉100%のものを本葛(ほんくず)と呼んで区別しているみたいです。

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2009年4月12日のNHKたべもの一直線でクズを取り上げていましたね。
大変な苦労の末、ようやく根っこを掘り、細かく砕いてから粉末にするまでにまた何回も何回も水を取り替えながら濾すのです。
大体根っこの十分の一しかクズ粉は取れないということです。
くずを求めて険しい山々を登り、くず掘りの名人と言われている中山さんという掘り子の方がテレビに出ていました。
くずの根は、全部とらずに残しておくと、5年後また採取できるまでに成長します。全部取りきらないのがならわしで、子どもだけにその場所を教え伝えるのがくず掘り職人の流儀だそうです。
昔ながらの葛の自然製法を創業以来守り続けている、450年も続いている吉野くず製造業者の20代目、森野さんというかたもでていました。

そうしてできたのが「ホンクズ」なのです。そんな苦労もつゆ知らず高いとおもった私が無知でした
「ホンクズ」はそれこそ白いダイヤといわれても当たり前と感じました。