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多肉植物のふやしかた

多肉植物のふやしかた,さし芽(さし木),葉ざし,株分け,寄せ植え

多肉植物は特殊なものは除くと以下の3通りの増やし方があります。
多肉植物の種類によって適する増やし方と適さない増やし方があります。
・さし芽
・葉ざし
・株分け

多肉植物は生育する時期で、春・秋タイプ、夏型タイプ、冬型タイプがあります。
ふやす時期はそれぞれの多肉植物の成育期の少し前が適しています。

※ここでは一般に流通している身近な多肉植物を扱っています。
増やして思う存分に寄せ植えを作るということが、多肉を育て始めた一番の理由です。
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ふやした多肉植物で寄せ植え♪♪
 
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多肉植物のふやしかた

①さし芽(さし木)
間延びしてしまった茎をカットして土にさすことで、多肉植物を増やすことができます。
↓ 発根しています。
DSC_0091◎充分発芽-2015-2-1-6.jpg


さし芽(茎ざし)方法
1)茎をカットし、3~4日ほど明るい日陰で切り口を乾燥させます。
2)多肉植物の土を入れた鉢を用意し、茎を傷つけないように穴を開けたところに乾燥させたさし穂を挿します。
3)その後は明るい日陰で管理します。
季節によってやや違いますが、2~3週間で発根します。
切り口を乾燥させなかったり、用土が湿っていると切り口が腐ってくることが多いです。

このほかに、土無しのセルトレイにカット苗を入れたままで発根させることもできます。
発根後にポットに植えたり、寄せ植えに利用できます。
寄せ植えにはカット苗の切り口を乾かしてから、直接さし込んでも大丈夫です。

DSC_0012-2.jpg

尚、切った元の株からも芽が出てくるので、芽が育ったらカットして上のようにさし芽をします。
さし芽(さし木)は一部を除くほとんどの多肉植物で可能です。
注意点として多肉植物の場合は、発根までは水やりはしません。

※注意
ウイルス病の感染があるので、ハサミなどでカットする際には消毒や火であぶるなどします。
容易く折れるものは、手で折ると傷に直接触らないで済むので、ウイルスに感染しません。
太い茎の場合は、テグス糸など使用して糸を捨てればいいので、その都度消毒しなくていいので便利です。
私の場合、ウイルス感染に気を使うのは比較的大事なエケベリアやその交配種などで、丈夫な品種にはしません。

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葉ざし

DSC_0615-2013-11-2-1.jpg


葉ざしは多肉植物独特のふやしかたで、葉を置くだけで葉から根や芽が出てきます。
葉ざしが簡単な品種、葉ざしに向かない多肉植物があります。
これまではアイオニウムは無理だったし、エケベリアの一部などは難しかったです。

葉ざしの適期は春か秋。どちらも季節の早めに行なうとその後の生長が早いです。
傷口から病気の入りやすい夏、生育の遅い冬を避けます。(出来ないことはありませんが・・・

ポロッと取れてしまった葉や、さし芽(さし木)の際に取った葉を利用します。
取る時は葉をしっかり持ち、左右に動かして超丁寧にとります。
葉の付け根部分から根や仔が出てくるので、その部分をきれいに取らないと根や芽が出てきません。
ポイントは付け根の部分から綺麗にもぎ取ることです。

直射日光が当たらない、明るい日陰で管理するとやがて発根、新芽が出ます。
出てきた根や芽は葉から栄養がくるので、ときどきその部分だけ軽く霧吹きなどで水やりする程度で充分です。

その後、葉が枯れて仔がある程度育ってきたら、小さな鉢やポリポットに植え付けます。
たくさんの苗が欲しいときは葉ざしをします。

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株分け
子株が親株から独立して横に出てくるタイプは株分けで増やします。
センぺルビブム
DSC_0316-2014-11-14-1.jpg

ランナーが出るセンぺルビブムやアガペ、アロエ、コチレドン、ハオルシアの細根タイプ、ロスラリア属、セダムなどは株分けします。
鉢から取り出し土を軽くほぐしてから、手で株を軽く引っ張ると簡単に外れます。

枯れている根や黒くなって腐っている根は取り除き、長すぎる根もカットします。(種類による?)
主に根のついた状態で株分けするので、失敗が少なく確実な増やし方です。

根は1~2日ほど乾かしてから、仔株を別の鉢に植え付けて水を与えます。根を折らないように注意します。
※硬葉のガステリアの植え替えは乾かさずにすぐに植えるらしいのです。
でも勘違いしていつものように硬葉のガステリアの長い根を切り、4~5日間乾かしてしまいました。
気付いて慌てて植え替えをしましたが、それでも現在バッチリ生長しています。
案外多肉は過湿に気を付ければ大丈夫かと・・マニアル通りでなくても多少のずれがあってもネ。

さて以上のようにふやした多肉植物ですが、2016年現在ではこの通りです。
春から晩秋は軒下の棚に多肉を置き、冬は穏やかに晴れた日にだけ日光浴する多肉植物のための棚になります。
夏は直射日光があまり当たらないし、雨も静かに降ればそのままで大丈夫です。

その前はセダムが地植えしてある場所です。グランドカバー セダムと猫
2016-2-16
DSC_0095-2016-2-16-1.jpg

廊下の中はこのようになっています。
カーテンの開け閉めは至難の業で、私しかできません。
左の棚は3段しか写っていませんが、5段あってぎゅうぎゅう詰めです。

DSC_0044◎-2017-2-3-1.jpg


このほかにもう3ヶ所、多肉置き場があります。
贅沢を言えばふえすぎて置き場所に困っている状態です。

お蔭げで念願の寄せ植えは、それこそ思う存分にたくさん作ることができました (⌒▽⌒)
玄関近くにたくさんの寄せ植えを並べておくと、興味のあるお客様は足を止めて見ています。
よかったらどうぞとお土産に差し上げると大喜びしてくれます。
心から喜んでくれているのがわかって、こちらも嬉しくなってきます。
興味のないかたは話題にならないのでスルーします。差し上げても反って迷惑なので。

あとはまだ数回ですが、さらなる苗ゲットのための収入源として、秋~春にはオークションに出品しています。
もう多肉を集めてから早4年目になり、350品種以上はあるかと・・・
鉢数はちょっとわかりませんね。おそらく1500前後かと。
まさか増えすぎて悩むとは・・・ ( ̄口 ̄;)
冬も移動しなくても済むし、雨が降って取り込む心配もいらないビニール温室がいまは猛烈に欲しいです・・・!
2016年は台風が続いたので、そのたびに取り込むのが大変でした。
全部は無理で大事なものだけの2/3ぐらいでしたが、腰が痛くなってしまいました ┐(-_- )┌

こちらの多肉は主に葉ざしでふやしたものです。
ポットに植え替えるのが間に合わなくなってしまいました・・・
頭をチョンパして、寄せ植え用にしようかな (*^-^*)~♪♪ 楽しみ
2016-8-20
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もう多すぎて、個別にポリポットに植えられません。
そして多肉たちの管理で、寄せ植えを作る暇がなくなってしまいました ( ̄ω ̄;)
近所の人たちや友人たちが多肉屋さんになったら? といいますが・・それではもっと大変だわね。
2016-8-20
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何かステキなことを考えて折角ふやした多肉を生かさないと・・・