思い出のヒヨクヒバ
ヒヨクヒバ,ヒヨクヒバ(比翼檜葉)
ヒノキ科 ヒノキ属
ヒヨクヒバはサワラの変種で、枝は開張し、細枝は細長く下垂しています。
サワラはヒノキ科 ヒノキ属
同じサワラの園芸種に黄金色のフィリフェラオーレアがあります。
これは我が家と息子の庭にあって、手入れも簡単で生長具合も程よいので、お気に入りの樹木になっています。
さて物心ついた頃から実家にあったヒバの一種であるヒヨクヒバ。
枝垂れているので長年シダレヒビやイトヒバなどといっていましたが、最近になって正式な名がヒヨクヒバであることを知りました。
小さく見えますが、かなり大きいのですよ。
2014-2-1
実がなっていました。
2014-2-1
よくあることですが、実家は家や庭は子供の頃の面影はなく、唯一このヒバだけが残りました。
残りましたというより強制的に私が残したというべきでしょうね。これは切らないでといったのですから・・・
ま、残っても差支えがない場所に植えてあったので、弟にそういったのですが・・・
弟はダメなときはダメっていうタイプなので、思いが一致したと思っています。
このヒヨクヒバを見るたびに両親と過ごした日々が思い出されます。私にとってはこのヒヨクヒバがあるのとないのではだいぶ違うのです。それは空想と現実の違いほど大きな違いなのです。
ネムノキも思い出の木ですが、年をとると思い出の木や草花が特に大事になってくるものでしょうか?
そういう意味で子供のために記念樹を植えるのは大事なことになるのではないでしょうか・・・
裏を返すと子にいつまでも覚えていてほしいという親の願いでもあるかもしれませんね。
お子さんの記念樹など植える際には、いつまでも残しておけるように手入れが簡単なことと生長の度合いやその場所が移植しなくてもずっと大丈夫かなどを考えて植えるとどうでしょうか・・・
いろいろ考えても想定外のことがおきますが・・・