ユーカリの効用やユーカリの育て方
ユーカリ,効用,ユーカリの育て方,ギンマルバユーカリ,コアラの木,寄せ植えユーカリ
オーストラリア原産のフトモモ科
別名 :ガムツリー
下にある寄せ植えのユーカリの葉 2008-4-22
ギンマルバユーカリ
葉が丸くシルバーがかった葉が美しいユーカリです。
オーストラリア原産の耐寒性の最も強いユーカリ (-15℃)で、クリーム色の小花が夏から秋にかけて咲き、香りが良くドライフラワーにも良いそうです。我家ではまだ2年目なので咲いていません。
レモンユーカリのように芳香のある葉を入浴剤やポプリなどのハーブ的な利用をするものと、ギンマルバユーカリのような銀白色の美しい葉を鑑賞するものの2タイプが主に普及しています。
関連記事 ユーカリ「グニー」の寄せ植え 栽培記
精油分には、のどの炎症を鎮めるなどの薬効があるため、のど飴やハーブキャンディなどによく配合されています。
ユーカリの葉は、花粉症や鼻づまりなどに効き目があることでも注目されています。
主成分のシオネールがくしゃみ、鼻水のどや気管支炎症を抑えるのに有効と注目されています
今年はたくさん葉っぱがあるので花粉症の季節に何回もマスクの中に入れてみました。
ギンマルバユーカリでもその香りが鼻づまりにはすーっとしてとてもよかったですよ。
また防虫性もあるそうで、 蚊が集まるのを防ぐために湿地帯に植えられたりもするそうです。
(防虫性もある種類はわかりません)
ユーカリはコアラの木として有名ですが、すべてがコアラの食用になるわけではなくその中でも(約600種類の仲間が存在しているそうです)一部の数十種類がコアラの食料となるそうです。
ちなみにおなじみのレモンユーカリもギンマルバユーカリもコアラの食用となる品種ではないそうです。
砂漠などの乾燥地の緑化樹として特殊な需要がありますが、揮発性の精油分が多いので、山火事が多発するという欠点もあるそうです。
また、近年は日本企業によるユーカリ植林が海外で行われていますが、ユーカリにもアレロパシーがあり、元の植生が回復しなかったり、農作物にも悪影響がでたりしているそうです。
(アレロパシーとはあたりの植物の生長を妨害する物質を分泌する植物でセイダカアワダチソウが有名)
ユーカリの林を遠くから眺めると青くかすんで見えるので、ブルーフェーズ(青霞)と呼ばれているんだって・・・
ユーカリは種類によっては30メートルを越す場合があるそうです。
現に知人も大きくなり過ぎて困ったといっていました。畑に植えて、何年も剪定しなかったらしいです。
大きくなりすぎたユーカリ 2007年4月
奥はブルーベリー園があります。ここのブルーベリーはとてもおいしいのです。
ユーカリの木肌
それを見てビックリした私は鉢で育てています。鉢といっても大きいものがなく、菊鉢が余っていたのでそれに植えたわけです。地面に根付いてはと困るので、時々鉢の下を確かめていますが、今のところ根付いてはいません。これから盛んに成長するときは地面ではなくブロックとかタイルなどの上に置いておきます。1年でちょうど私の背丈になりました。約160cmぐらいです。
ギンマルバユーカリ らしいユーカリを最初は寄せ植えにしていました。丈は約40cm。
水仙(スイセン)、クリサンセマム・パルドサム(ノースポール)、ステラ(バコパ)、リナリアが入っています。
2007年春
ギンマルバユーカリなどのシルバーリーフが美しい葉のものは生け花の材料やフラワーアレンジに使われます。比較的寒さに強く関東より西の地方では地植えでの栽培も可能です。
我家のユーカリも外に置きました。
現在ユーカリの木を伸ばしたままにしてあるのですが、冬に適当な所でカットしておくといいみたいです。アレンジにユーカリを使うのでそのときでもいいかなと思っています。ユーカリがあるとアレンジに重宝します。何か葉っぱが欲しいときなどぴったりです。
レモンユーカリなど耐寒性がなく冬でも5℃以上の気温が必要なものは冬は室内に取り込んで育てます。
このような種類もあります。
アップルユーカリ リンゴの香り
ペパーミントユーカリ ペパーミントの香り
************************
ユーカリの育て方
■場所
日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも十分育ちます。
酸性の土を嫌います
■水やり
一年を通してやや乾燥気味に育てます。
■肥料
特に必要ありません。
■手入れ
生育が早いため、摘心を早めに行います。
高さを低くおさえたい場合は春~秋の生育期に摘心を行います。
病害虫
うどん粉病が発生するようですが、我家のユーカリは消毒をしなくてもまだ発生していません。
■増やし方
さし木、タネまきでふやすことができます。
さし木に使う枝は樹形がしっかりと整い充分大きくなった株から採ります。
適期は6~7月で、その年に伸びた新しい枝先を10cmほどの長さに切り取り、下の方の葉を取り除きます。1日ほど切り口を水に浸して置き、湿らせたさし木の土にぐらつかないようにしっかりと挿します。
ユーカリの挿し木はなかなか根付きにくいようです。
タネから育てる場合、4月~5月が適期です。発芽適温が20℃前後です。
ユーカリの精油は、ペパーミントよりも強い刺激のある、しみとおるような香りがするそうです。
スギ花粉症の私はマスクの中に、このユーカリの葉を入れてみました。
少し鼻の通りがよくなる気がしますが、ユーカリの精油はどの種類のユーカリなのでしょう?
ユーカリはまたこんな効果があるそうです。
頭脳を明晰にして、感情を鎮めてくれます。
精神を集中させたい時に役立ちます。
風邪や花粉症などによる鼻づまりを解消し、気管の炎症を鎮めます。
風邪や水ぼうそう、マラリア、ジフテリアなどの伝染病に有効です。
冷却作用があるので熱を下げる時に役立ちます。
リウマチ痛や筋肉痛を和らげます。
虫よけ効果があり、虫さされや動物の咬み傷の解毒作用があります。
美容の面では細菌の繁殖を抑える働きをするので、重症のにきび肌向きです。
殺菌消毒、腐敗防止、炎症鎮静、皮膚のうっ血の改善、新組織形成を助ける働きがありますので、傷口に有効です。