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ヒマワリと放射性物質の実験

ヒマワリと放射性物質の実験

ヒマワリに関して
各メディアでも何回か取り上げられたのでご存知かと思いますが、福島第一原子力発電所事故で汚染された土壌の放射性物質をヒマワリに吸収させ、「高温好気堆肥菌」で少量化する計画を、宇宙航空研究開発機構の山下雅道専任教授ら宇宙農業に取り組む研究者有志が進めているそうです。

ヒマワリを復興の象徴にと、福島県内でヒマワリを栽培してくれる参加者も募っていて、「ひまわり計画」というそうです。

「高温好気堆肥菌」を利用するとヒマワリの体積は1%程度になり、放射性廃棄物の量を減らすことができるとのこと。放射性物質はヒマワリの体内に蓄積されるだけのもので、放射性物質を消滅させるものなく、便宜上少量化してから処分するのです。

メモった紙を紛失してしまったので、記憶が少し曖昧ですが「高温好気堆肥菌」のことで先日は羊の糞のニュースもありました。

1986年4月26日のチェルノブイリ原発事故でも土壌浄化にヒマワリや菜の花が使われたそうです。
1995年に米ラトガーズ大学のスラビック・デュシェンコフ博士ら旧ソ連出身の植物学者達が、チェルノブイリ原発から1キロ離れた池で20種類の植物を栽培し、ヒマワリがセシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積することをつきとめたという研究報告があるそうです。

これはファイトレメディエーションと呼ばれ、植物が持つ自然の能力を活かした環境汚染の浄化技術で、現在も研究が進められているとのことです。

放射性セシウムはカリウムと性質が似ていて、カリウムなどの肥料を与えなければ、ヒマワリなどはセシウムを取り込みやすいとのことです。

土壌の放射性物質の除去までに30年以上はかかると言われる場所でも、ヒマワリはわずか20日で95%以上を除去したという記録が残っているとのことです。

テレビ(NHK)で見たのは、高校生達がヒマワリのタネをまいて発芽させる方法として、タネが乾かないようにゲル状にし、カラスに食べられないようにラメを混ぜて実験したことです。そして見事に発芽したそうですよ。
高濃度に汚染された土地にはタネをまきには行けませんから、それは良い方法ですね。
みんなで知恵を出し合って、この難関に向かっていきましょう!

それにしても科学の後始末を植物や菌の力を借りるとは・・・
でもなんと自然の力は偉大なのでしょう!
まだまだ未知数の色々な植物や菌の力がたくさんありそうですね。
早く発見して助けてもらいましょう。


そして結果は?
※農林水産省は14日、放射性セシウムを吸収するとされていたヒマワリには「ほとんど効果がない」との実験結果を発表しました。
土壌1平方メートル当たり約107万ベクレル含まれていた放射性セシウムのうち、吸収できたのは約2000分の1の520ベクレルという結果になったそうです。
なお一番効果があったのは表土の削り取りで、地表から深さ約4センチまで除去した場合、同セシウムの地表の濃度は25%に低下したとのことです。

ヒマワリさん、おつかれさまでした。