自然災害の防災対策(地震と津波)について思うこと
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先日のテレビで興味深い地震や津波の防災対策の様子を見ました。
途中から見たので、詳細は?ですが・・・
一人暮らし(多分)のお婆さんに近所の子どもさんが語りかけていました。
「お婆ちゃんがいないといろいろな話が聞けなくなってしまうから寂しくなってしまうよ・・・」
持病があって体が弱いお婆ちゃんは「津波がきても、どうせ間に合わないから逃げるのを諦めていたけれど、訓練をやってみようかな・・・」と考え方を変えたようです。
孫みたいな可愛い子どもさんに一生懸命言われたことが防災訓練につながったのです。
純粋におばあちゃんの身を案じているのが伝わったのでしょう。
このように子どもさんからの説得方法が防災意識改革にとても効果があったと言っていました。
東日本大震災の津波のときも、いつもの津波警報のつもりで逃げようとしないお婆ちゃんに、お孫さんが必死で逃げるようと説得したので、一命をとりとめたと聞きました。
これは小さな子どもさんでなくても、離れたところにいる身内や隣近所の人が親身に話をすれば思いは伝わることだと思います。
津波の危険がある地域は学校で子供たちにその対策をよく説明して、それから家族と話し合うようにするとか、PTAや入学式、卒業式など父兄が集まるときにもお話したりと何度も繰り返すのがよろしいかと思います。もうすでにしている地域もあるでしょうが・・・
今更ですが、津波は海水が塊になって押し寄せてきて 非常に大きな破壊力があります。
巨大な防波堤でさえ壊してしまうほどです。
テレビで見たその破壊力の凄さにただ息を飲むばかりでした。
2メートル以上の津波が押し寄せた地域では、建物の7割が全壊したそうです。
実験では、津波は50センチの津波でも 強い力を持っていて人が流されてしまいました。
テレビで地震や津波情報が緊急を要する際には口調もそのようになってきましたね。
海の近くで強い揺れを感じたら、できるだけ海岸から離れて、より高い場所に逃げてください。
高台がすぐ近くに無ければ、頑丈で高い建物に上がりましょう!
海が見えない内陸でも川を遡って津波が押し寄せることがあります。
津波が収まったように見えても、すぐに戻ってはいけません!
津波は繰り返し何度も押し寄せます。
警報が出ている間は、安全な場所にとどまって下さい!
普通の口調では緊急性が伝わりません。
何事もそういう感じでいろいろ工夫する必要があると思います。
一刻も早く、安全な場所に避難するには、実際に歩いてみると、どのルートがよいのかわかります。また地震が起きた時、家族が一緒にいるとは限りません。
学校、家庭、職場など普段よく行くところからそれぞれどこへ避難するか、あらかじめ確認しておきましょう。
考えられない自然災害がいつ起きてもおかしくない時代に突入しているように感じています。
地震、津波、火山噴火、土砂災害(地すべり)、竜巻、洪水、干ばつなど将来起こりうるかもしれない現象を「ナチュラル・ハザード」(自然現象による危機)というそうです。
少し前の時代でしたら、そんな災害なんて来ないよと一笑に伏したかもしれません。
でも今までとはもう違うのです。
多分、地球全体の変化ではないでしょうか。(私の想像ですが)
世界の自然災害の詳細はわかりませんが、日本では未曽有の大災害となった東日本大震災、スーパー台風などで潮位が急激に上昇する「高潮」、長雨による洪水や地盤が緩むことで起きる土砂災害、ゲリラ豪雨、つくばをはじめ各地の竜巻などの自然災害がありました。
※追記 この後再び埼玉や野田で竜巻が起こりました。
これから予想される南海トラフ地震は、防災対策や防災訓練がされているのといないのでは被害が相当違うでしょうね。
チラシや回覧板が回ってくることがあります。
でも皆さんあまり読んでいないように見受けられます。とても大事なことが書いてあるのに、それでは何にもなりません。ここに問題があると思うのです。
やはり最後は各自が咄嗟の判断をするしかない場合も起こると思います。
自然災害から身を守るには、頭だけで考えるのではなく、いざというときの対応ができるように訓練しておく必要があると思います。
学校や地域での防災訓練には積極的に参加しましょう。
家族で防災について話し合い、家族や近所同士でも防災訓練を行うなどして咄嗟のときに対応できるようにしましょう。
想定外の災害もあるので、防災訓練をしたから大丈夫というわけではありませんが、それでもしたとしないでは雲泥の差があるでしょう。
各集落に防災広報関係の人に来てもらい、直接話を聞く機会を設けたらいかがでしょうか。防災関係のかたにも語り口調を勉強してもらって、わかるように話をしてもらうのです。
または防災特使として、ボランテアもしくは有償の人達に活躍してもらったらどうでしょうか?。
そして次はもっと詳しく説明出来る人、最後は地域の住民自らが考えるというのはどうでしょう?
元消防に勤務されていた人や中学生や高校生などがリーダーとなり、地域を見て歩いて危険な場所を見つけたり、老人会やゲートボール、地域のイベントなどに出向いて、防災について呼びかけたりといろいろな方法を考えるとよろしいかと思います。
とにかくアクビが出るような棒読みの話下手では、皆が集まってもほとんど聞いていません。
同じことを言うのも頭にすっと入ってくるかどうかの話術が大事だと思うのです。
(話術ではなく一生懸命さかもしれませんが・・・)
狭い日本だけれど、日本という一括りで考えるのではなく、地域の特性を考えて自然災害の防災対策をしなくてはなりませんね。(もちろんそうしている自治体も多いでしょうが)
地方独特のきめ細やかな防災対策は進んでいるのでしょうか?
昔から「遠い親戚より近くの他人」といいます。
その近くのというのは「向こう三軒両隣」ぐらいの単位でしょうね。
このあたりでは5軒~10軒の「班」がそれに当てはまるでしょう。
地方では対策の仕様がありますが、都会ではどうなのでしょう?
現代はプライバシー尊重や犯罪が多い世の中なので、セキュリティは進んでいます。でも隣の人の顔を見たことがない、どういう人が住んでいるかわからないなんて当たり前みたいです。
でも災害が起きたときはどうするのでしょう。果たしてお隣同士助け合えるのでしょうか?
災害のときだけうまくまとまるなんて考えられません。
東日本大震災復興応援ソングの後で防災対策などを毎回のように流したらどうでしょうか。まだまだ復興もままならぬ状態なのに悪いとは思いますが、被害に遭われた人たちのこうしたので良かったなどの体験談などは説得力があるのではないでしょうか。
スマトラ沖の地震のことですが、文字を持たない住民の島があり、この島では津波の犠牲者が極端に少なかったといいます。
それは文字を持たない分、歌で津波を伝えるという防災文化があったからです。
どのぐらい前からそうなのかわかりませんが、地震が起きたら高い山に逃げろという意味の歌です。この歌は付け足しながら歌い続けているらしく、もう東日本の津波もこの歌に取り込んでいるとのことです。
外国のことなので、参考にはならないと思いますが、その地域にあった防災を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
やがて来るだろう国難をみんなで知恵を出し合って乗り切りましょう!!
マスメディア(特にテレビやラジオ)は、自然災害の防災対策をどんどん流しましょう!!
特集ももちろんですが、毎日流すことが皆さんの頭に刷り込まれてくるのではないかと・・・
これからの地震や津波などの被害が甚大になると、日本はもう立ち直れないほどになってしまうと思うので、自然災害の防災対策も早急にすべきかと思います。
※追記
先日(2013/10/16 )土砂災害が発生した伊豆大島。
テレビで専門家が溶岩の上に土が載っているだけなので、大雨が続いたときは滑りやすく土砂災害が発生しやすくなるといっていました。
このような場所はわかっていれば、再び同様の災害が起こる前に、諸災害の専門家の知識や各地の元自衛隊の方、元消防勤務の方が連携して総合的に自然災害の防災対策を考えて欲しいですね。
各地の長になっている方は自然災害のプロではないので、適切な指示は無理かと思います。
狭い日本だけれどいろいろな地形があるので、全部違う対策が必要かと思うのです。
災害が起こってからと起こる前ではその被害はどれほど違うか・・・災害が大きければ大きいほど差ができます。
以上は花や野菜作りをしている防災対策には素人の婆ちゃんのひとりごとでした。地震と津波だけ載せるつもりがいろいろな災害があったので、
このページは随時情報が集まり次第更新する予定です。
ご縁があった高知大学の佐々教授も自然災害の防災対策についての最新の資料を送ってくださるとのことです。
※この後、あまりにも自然災害が多かったので、お忙しい日々とお察しいたします。
気にしないで研究にお励みになってくださいね。