イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)
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ワタフキカイガラムシ科
2013-9-20
どういうわけかサルビア・ガラニチカの剪定枝にいたイセリアカイガラムシ
初めて見たイセリアカイガラムシは繁茂してしまった南天にビッシリ付いていました。(2009年)
何かわからない気持ちの悪い虫だな・・・調べたらカイガラムシの一種のイセリアカイガラムシだとわかりました。
2010年はしばらく剪定していないハナユズにいたイセリアカイガラムシ。
多分、前年にも少しはいたかもしれないですが、2010年には爆発的に増えていました。
ハナユズの葉がベタベタして黒く汚くなるスス病が発生しました。
成熟したメスの成虫の後半部の白いフワフワは大きくなるそうです。
この後半部に卵嚢が作られて、それを包むためにロウ物質が分泌されるらしいのです。
卵嚢を破れば、中から多数の卵や幼虫が出てくるとのことです。
2010-9-16
2011年は剪定しないでいたハナユズに再びイセリアカイガラムシがいました。
でも前年ほどではありません・・・?
虫の体は前半部の赤っぽいところですが、卵嚢を分泌しない幼虫では、後方のロウ物質がほとんどないそうです。
この下のイセリアカイガラムシは後方のロウ物質が少ないので、まだ子供かな・・・?
メスのみの単為生殖、あるいは雌個体が雌雄同体であるとされてきましたが、まだ詳しくは解明されていないようです。
2011-5-2
2頭のイセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)の下に黒い影があります。
これは最近気づいた天敵のベダリアテントウムシかと思うのですが・・・・
2011-5-2
その後、ハナユズをかなり剪定しました。
2013年のハナユズにはイセリアカイガラムシの姿はなく、従ってベダリアテントウムシもいませんでした。
剪定で風通しがよくなったのとベダリアテントウムシのおかげかな・・・
でも近くのモサモサしてきたハナズオウにイセリアカイガラムシがチラチラと見えました。
多分ベダリアテントウムシもそちらに移動したかもしれません・・・
一番上のイセリアカイガラムシ画像はハナズオウの下にあるサルビア・ガラニチカの剪定枝に付いていました。