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モンクロシャチホコ(紋黒天社蛾) 被害樹

モンクロシャチホコ(紋黒天社蛾),バラ科,食草,舟形虫,赤褐色,黒色

モンクロシャチホコ(紋黒天社蛾)
モンクロシャチホコ(紋黒天社蛾)の被害樹(食草)
主にバラ科(サクラ、ウメ、モモ、リンゴ、アーモンド、アンズ、スモモ、キクモモ、サクランボ、ビワ)などを食草とする害虫です。
バラ科だけではなくモクレン科のレンギョウにも発生しました。

我が家のモンクロシャチホコ(紋黒天社蛾)の食餌樹
【ジューンベリー】
病害虫は特にないと思っていたら、2009年はモンクロシャチホコが集団で ジューンベリーの葉にいたのです!
ちょうど台風が関東に接近していて大雨が降っていました。
夕方台風を気にして窓の外を見ていていましたが、ジューンベリーの木の上のほうの葉がないのうを発見し、窓からでも小さな虫がいるのが見えました。
明日でもシュッと吹きつけようとそのままにし、朝見たらビックリしましたよ。
集団でいる枝の葉がほとんどない丸裸状態でした。昼夜問わず食べているのだろうか?

それからは毎年9月上旬には、モンクロシャチホコがある程度大きくなった状態で発見です。
8月下旬には多分小さな状態でいるのでしょうね・・・
この分散もしない小さな時期に消毒すれば薬剤も少なく、効果もあります。
低い枝にはいないで、高い枝にいることが多く、ついそのままにしたら、どんでもないことに・・・

ジューンベリーの一部がモンクロシャチホコの幼虫に食害されています。
2010-9-1
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シューっと蚊取り用を噴霧したら・・・ころころと落ちてきました。
2010-9-1
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この幼虫です。まだ弱齢期なので固まっています。
2010-9-1
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すぐにアリが群がってきて運んでいきます。
後始末してくれるのはいいのですが、その後のアリさんたち大丈夫だったのかしら?
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葉がなくなった枝には季節外れのつぼみが付いていました。
葉を落とすと、枝が勘違いして気温によっては春がきたと勘違いするのでしょうか?
葉を落とした後には、桜とかも秋に花が咲くことも案外多いですね。
2010-9-26
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翌年は幼虫のときに気づかなくて、ハッと見たときはこの通り丸坊主になってしまいました。
玄関の前に植えてあるのですが、夜になるとモンクロシャチホコの食べる音といったらスゴイのです。
ザワザワとかなり大きな音がするので、それで被害に気づくのです。
2011-9-21
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このジューンベリーは台風のときに倒れてしまいました。
それに毎年モンクロシャチホコの被害に遭うので、泣く泣く伐採してしまいました (>_<。グスン
我が家では消毒は一切しないので、しかたのないことです。
野菜や草花などは天敵がいるので、結構消毒なしでもなんとかなるものなのですが・・・


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【サクランボ】
弱齢期の幼虫は集団でいます。
2008-9-10
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赤褐色の幼虫が頭を揃えて並んでいます。
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大きくなったモンクロシャチホコ。まだ赤褐色です。
2011-9-9
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アップのモンクロシャチホコ。毛数は少なくまばらです。
2011-9-9
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体色が黒くなって毛色は黄色のモンクロシャチホコ。

2011-9-9
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赤いモンクロシャチホコと黒いモンクロシャチホコが一緒にいますね。食べる葉が少なくなってきてこの枝に集中したのです。

2011-9-9
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殺虫剤を噴霧したらポトリと落ちてきたのですが、暴れています。よく見たらアリが何匹か体に食らいついているようです。地面には大量の糞が落ちています。
2011-9-10
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ピンとが合っていませんが、アリがモンクロシャチホコに食らいついています。
2011-9-10
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老齢期になると木から下りてきます。蛹になる準備を始めるようです。
かなり大きいので虫が嫌いな人は悲鳴をあげるでしょう。私もそうでしたが、大分克服しました。
2011-9-10
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モンクロシャチホコの大量発生で大きなサクランボの木がたちまち裸同然。
高いところに卵を産むので、簡単には消毒できません。
発生時期が決まっているので、8月下旬から9月上旬の弱齢期に消毒すればいいのですが・・
2011-9-11
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大きくなったモンクロシャチホコに蚊取り噴霧式殺虫剤をかけても、落ちるだけですぐ歩いています。
下画像のブルーベリーやアロニアに移動し、すぐ葉を食べていました。
これが全部蛹から蛾になって卵を産んだら来年はどうなることでしょう。
我が家では歩いているモンクロシャチホコをできるかぎり踏んづける退治方法しかありません
2011-9-11
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このサクランボの木は翌年にもかなり花が咲きました。葉を食べられても花が咲くのにはそれほど影響はなかったようです。
枝葉の剪定をしばらくしていないからか、サクランボの実は例年の半分ぐらいでした。
それとも実なりが悪かったのはモンクロシャチホコのせいかしら?


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【ブルーベリー】
こちらは発生ではないのですが、蚊取りの噴霧器で落ちたり、葉を食い尽くしてからぞろぞろ降りた多くのモンクロシャチホコが近くのブルーベリーに登って葉を食べています。ブルーベリーはバラ科ではなく、ツツジ科スノキ属なのですが食べていましたね。
偶然にジューンベリーの木のそばとサクランボの木の近くにブルーベリーがあるのです。
なんかそちらの木の葉がなくなったらこちらにどうぞ!と言っているようなものですね・・・
2011-9-11
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ブルーベリーの葉をバリバリ食べています。
2011-9-11
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この頭と尾をふりあげるポーズがシャチホコとか別名の舟形虫の名の由来です。
2011-9-11
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黄色と白色の毛があるのですが、その違いはなんでしょうか・・・
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IMG_6461ブルーベリーに9-11-1.jpg


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【アロニア】
やはり近くにある【アロニア】にも登って葉を食べていました。
アロニアはバラ科になるので、モンクロシャチホコの食草になります。
頭と尻部を上げるポーズをしっかりとっています。
2011-9-11
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画像はありませんが、リンゴウメカリンにも発生しました。


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【レンギョウ】
レンギョウはモクセイ科レンギョウ属の落葉性低木広葉樹です。
これはモンクロシャチホコではないのでしょうか?
弱齢に見えますが、赤褐色ではなく、黒ですね・・・(自信がありません。
2007-9-16
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これも弱齢のモンクロシャチホコに見えるのですが?
赤褐色ではないのが気にかかります。
2007-9-16
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モンクロシャチホコは我が家でもサクランボ、リンゴ、ウメ、カリン、ジューンベリーの木に毎年のように発生しています。普通の虫は美味しい新芽のころに発生するのですが、このモンクロシャチホコは面白いことに硬い葉になっている夏の終わりから秋に年に1回だけ発生します。


カリンにいたモンクロシャチホコ
荒川静香さんより反っている?イナバウアー(実際は背中を大きく反らすことをレイバックというそうな)
2014-9-12
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なぜか柿の葉にいたモンクロシャチホコ。
これはサクランオの葉が丸坊主になったので、隣にある柿の葉に移動したあわてんぼうのモンクロシャチホコかな?
2010-9-10
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モンクロシャチホコは若い時は赤褐色で、船形のポーズをとるのでフナガタムシとも呼ばれています。
終齢になると黒色になり黄や白色の長毛が表れ、5cmくらいの体長になります。
そして食餌の木から降りて、地面をうろうろ早足で歩いています。
繭を作るところを探しているのでしょうか?

そのときに困ったことに南の方向のよその家の庭に入っていくらしいのです。
見ているとなぜか南に向かうモンクロシャチホコが多いように感じます。
こんなグロテスクの大きな虫に入られてきたらイイ迷惑ですよね。ごめんなさい!

そんなわけで泣く泣くサクランボの木の伐採を依頼しました。
バッサリ切ってと頼んだのに、植木が好きな人なので、「まぁまぁ、切るのはいつでもできる」と言って樹高を低くしただけです。
消毒を毎年すれば切らなくてもいいのでしょうが、どうするか現在考え中です。

※追記
2015年の暮れのこと、道路拡張工事により家の庭木を伐採することになり、ついでにサクランボとカリン、ウメの木の伐採もお願いしました。
ジューンベリーの木に続きサクランボ、カリン、ウメの木もにっくきモンクロシャチホコのせいでさよならになってしまいました (∪_∪。。)グスン

驚いたことにこのモンクロシャチホコは食べたら美味しいらしい ( ̄口 ̄;)!!
その勇気はありませんが、昆虫食というものがあり、世界では食べているところが多くあるみたいです。
でもこのあたりでもイナゴやハチノコなどを食べていました。効率のよいタンパク質らしいです。
イナゴの佃煮はいまでもチャンスがあれば私も食べています。子供のころに食べていれば平気なのです。