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収穫の多いナスの育て方 (トゲなしナス)

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どっさり収穫のふわふわナス
2012-8-1
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上のナスはとげなし千両二号で、タネから育てたナスです。かなり大きいでしょう!
左側のトマトはモモタロウですが、肥料無しぐらいで育てたので、小~中玉にしか育ちませんでした。
このナスは茎にもヘタにもあの痛いトゲが全然ないので、収穫のときは大変よかったです。
今回はいつもと違うナスの栽培方法です。というのもプロの栽培法を盗み見(* ̄▽ ̄)ニヤリ
マネをした栽培記です。
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↓タネをまいた日は不明。タネまき用土を入れた卵パックにまきました。
ほどなく(1週間ぐらい)発芽が始まりました。芽が出るのを見るのはいいものですよ。
ワクワクしてきて無限の可能性があるような気になります。生まれたばかりの赤ちゃんに対して両親が思うことと同じです。
私はより元気になって長生きするような気分になります。
2012-4-16
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このころは発芽が揃ってきました。下のプラ鉢に時々水を入れて、乾燥させないようにします。
でもいつも水浸しにしてはいけません。根ぐされしてしまいます。
2012-4-24
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ひとつだけ抜いてみました。卵パックの小さなところなので、早めに植え替えをしなくては・・・
2012-4-30
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本葉がでてきました。陽気もよくなり、苗の育ちがよくなってきました。
2012-5-4
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まだ小さいけれど、植え替えたばかりのナスの苗です。タネ袋を見たらタネが18粒入りとありました。発芽率100%です!
植え替えをして1週間後に薄い液肥を与えています。
2012-5-8
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ポリポットに植え替えてから約2週間の苗です。不揃いですが、かなり育っています。
2012-5-21
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6月になるとかなり根が張ってきました。1週間に1度の割合で液肥を施しています。
ゴールデンウイークの頃の市販の苗と比べるとまだ小さいですが、定植することにしました。
2012-6-2
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この畑はプロの農家に貸してあり、トラクターで耕やしてありました。端のほうだけ使ってもよいことになっています。
10日前に苦土石灰だけ施しておき、当日の定植のときには苗と苗の間(60センチぐらい)に自前のぼかし肥料と化成肥料をおきました。
本来は1週間ほど前に、畝全体に堆肥や化成肥料を混ぜてから植えればよいのでしょうが・・・
プロのナス栽培も定植の前には鶏糞だけで堆肥は無しで植えているようなので、大丈夫かなと。
プロ農家は事前に化成肥料を施しているかもしれませんが・・・その辺は不明。
ただ鶏糞を入れて何回も耕していたのが印象的でした。
2012-6-2
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この日に穴が開くようになっているマルチフイルムを敷きました。ナスにフイルムを敷くのは初めてです。
この穴はタマネギに使うような間隔になっていて、使うところだけ自由に開けられるようになっています。
色々な作物に対応できるようになっているようです。
苗から少し離れた場所の両側に穴を開け、化成肥料をパラパラとまき、軽く混ぜておきました。
右側は豊作だったジャガイモです。
2012-6-8
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ところでプロ農家の人にはなかなか会うことが出来ず、栽培法を聞こうにも聞けないのです。
現在、我が家のすぐ近くでナス栽培しているので、いろいろ聞けるかなと期待していました。
でも中国からの研修生だけで作業やら収穫をしているのです。残念!
ただ一度だけ会うことが出来て、忙しそうにしていたのですが、「肥料はどのくらいの間隔で?」と聞いたら、「1週間に一度」と答えてくれました。
かなりまめに施しているので、ビックリしましたが、早速、やりました! 
行く度に化成肥料を施しましたよ。最初の穴の開けたところとは別のところに穴を開けて化成肥料を施していきます。徐々に離れた穴にと。
遠くの畑に栽培したものだから1週間に一度ぐらいしか来られませんが、その度に施しました。

さて、この期に及んでもまだ支柱をしていません (*/▽\*)キャ
それなりに育っていますが、あっちこっちに倒れ、まるでチャンポンして悪酔いしたときの千鳥足のようです。(はい、千鳥足は経験者です)
2012-6-25
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この日にようやく支柱を立てました。毎年私は一番果は捨ててしまいます。
ナスの木を育てるためにそうしていますが、プロ農家はんなぜか一番果をそのままにして大きくしています。
単に手間をかける時間がないのか、はたまたそのほうが良いのか? 何か意味があるのでしょうか?
トマトなどは木の勢いを止めてツルボケしないように、一番果は必ず着果させるのですが・・・
2012-7-1
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これまで貸してあった畑でプロの生産農家は何の作物でも殺虫剤をまめにしていました。
近くの我が家の野菜畑には殺虫剤をしないのでたくさんの虫や天敵がいるのですが、殺虫剤をまいたこの畑には天敵はムリかと思っていました。(何年も貸している畑なので)
ところがどっこい、テントウムシヒラタアブ、アマガエルなどの天敵がたくさんいたのにはビックリしました。
テントウムシのカップルも1株に1~2組もいるのには心強く感じましたよ。卵を産んで子供たちも活躍してくれるから・・・
テントウムシやヒラタアブクサカゲロウの幼虫はアブラムシを食べてくれるので、この畑も殺虫剤は使わなくても大丈夫のようです。
田んぼの土手や畑のまわりには、殺虫剤をまかないところがあるから天敵も思いのほかたくさんいたのだろうか・・・
2012-7-1
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この日は一番果をもぎりそこなった小さなナスが大きくなっていました!
支柱もナスが倒れない程度のいい加減な立て方なので、バラバラで見た目がよろしくありません。
畑の中央の位置なので、ま、道路から見えないからこれでよしとしました。
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もぎりそこなったナスの初収穫です。大きくてもフワフワでとてもおいしかったです。世界で一番おいしいかも (⌒▽⌒)V
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左側はなにも作物を栽培していない空き地になっていて、秋にはキャベツを栽培とのことです。
草がすごい勢いで伸びているのでいろいろな虫がたくさんいます。
右側はジャガイモの後地で、サツマイモを栽培し、ミニトウガンやウリ類、カボチャも栽培しました。それ以外は空畑になっているので、たちまち草ぼうぼうになってしまいます。
サツマイモは干しイモにしたら超うまかったよ (⌒о⌒)♪
前回から1週間のご無沙汰なので、ナスの両側に大きな草がどんどん伸びてしまいました。草の伸び方はスゴイものです!
肝心のナスもまずまずの出来具合でした。2回目の収穫。
2012-7-16
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この日の収穫は大きなレジ袋にいっぱいで、これでもかなり大きいナスです。
でもフワフワしていて、中のタネの部分も若いのです。ツヤがあるので若いかどうか判断できます。
若いとかツヤがあるとか・・・そんなことを言うとだんだん切なくなってきます ( ̄△ ̄;)

1週間に一度しか来られないので、かなり小さなナスまでもぎってしまうので、収穫の遅れではないので硬くならないのですよ。
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うっすらと葉に米ぬかがかかっているのがわかりますか?
最近はトマトやナス、ピーマン、オクラ、その他すべての野菜に米ぬかをまくようにしているのです。
このナスにも化成肥料や鶏糞、ぼかし肥料などを来るたびに軽く葉や株元、フイレムの穴の中などにまいているのです。
米ぬかをまくと微生物が働きやすいとか。
ぼかし肥料もそうですが、いろいろな分野で微生物が働いてくれているのです。人は見えないのでそれを知らないだけ・・・
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この時期はすぐに雑草が蔓延ってしまいます。それがなければ野菜作りも楽なのですが・・・
でもナスも負けじとたくさん実っていますよ。草でよく見えないですが・・・・
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ニジュウヤホシテントウの幼虫もたくさんいました。これは葉を食べるので害虫扱いですが、このまま放置しています。
だれかが食べてくれるみたいでそれほど影響はないようです。
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雑草を取り除くと、ホラね (⌒o⌒)v、たくさんのナスがなっているでしょう!
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除草をしてきれいになってから再び「ハイ、ポーズ」 
それからナスの下にある葉を取り除きました。これまでは摘葉はしなかったのですが、近くで栽培しているプロ農家は必ず下の葉を取り除くのです。
摘葉はトマト栽培やゴーヤ栽培でもプロはそうしているのですよ。栄養を上の葉や果実に行くようにしているのでしょうか・・・
トマトは摘葉すると尻腐病予防などや収量なども上がるらしいのですが、摘葉の方法もし過ぎると光合成の問題などあるので、細かい注意が必要です。
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この日の収穫は一番上にある画像です。これまでで一番多い収穫でした。
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上の画像からしばらく過ぎたこの日は旧お盆を過ぎていました。じつに18日間もナス畑に行っていなかったのです。
この時期なのに葉はフサフサとしていて、いつもの年よりずっと張りとツヤ(誰かのお肌?)がありました。
不思議なのはあれほどたくさんいたニジュウヤホシテントウの幼虫はどうしたのでしょう?
多分、天敵に食べられてしまったのかと思いますが、その天敵はいったい何者なのでしょう?
ニホンカナヘビやサシガメ、カマキリなどかな? カマキリはカメムシなど不味そうなのも食べちゃうから・・・
ここにはそれらのたくさんの天敵らしい虫がたくさんいました。
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収穫が遅れたためこのように硬くなり、色ツヤがなくなってしまったのが数多くありました。
もちろん、ちょうど良いのもありました。
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昨日の雨(雷雨か台風か? しばらくしてから書いたので、今となってはわからない)でナスも泥だらけ・・・
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しばらくご無沙汰していて、この日行ったらこんな様子でした。(支柱は抜いた後です)
これほどたくさんナスがなっているとは思いませんでした。本当にビックリものです。
枝先にはまだ若いナスもありましたよ。もちろんそれは持ち帰りました。
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きっとナス達は「早くきて!」と言っていたでしょう。ごめんない m(_ _)m
せっせと適期に収穫していたら、まだまだたくさんのナスが実ったことでしょう。
ナスは水と肥料といいます。今回は水は自然におまかせでした。肥料は通常より3倍近く施したでしょうか。
多分、たくさん収穫できたのは肥料の関係が大かと思います。ナスは肥料が一番ということでしょうか・・・
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これまでのナス栽培では暑くなる7月下旬~8月上旬には、根切りをして枝を1/3程度は剪定していました。
こうするとまた新しい枝が伸びて、秋に再び良いナスが収穫できるようになるからです。
でも肥料を与え続けることで、夏でも休まずに良いナスを収穫することができました。
それとも苗自体を遅く植えたからなのか?
次回(2014年)はプロにできるだけ近づいた方法で栽培したいと思っています。