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タイワンホトトギス「青龍」

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知人の庭の木々の下のホトトギスです。コケも一面にあります。ホトトギスの種類はわかりませんが、なかなかいい雰囲気でした。タイワンホトトギスの一種と思うのですが・・このすぐ隣の松の木の下にはヤブコウジやシダがあります。

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ホトトギスはユリ科・ホトトギス属の耐寒性~半耐寒性の落葉宿根草(多年草)で、和名の名前の由来は花びらにある斑点が鳥のホトトギスの胸毛の模様に似ているところから名付けられました。黄色、白色、紫色又は紫赤色等の花があり、山野草として人気があります。

学名:Tricyrtis hirta
英名:Toad lily
和名:ほととぎす (杜鵑)
中国:油点草
原産:東アジア~インド
草丈:40㎝~1m
花期:夏~秋


我が家のホトトギスはタイワンホトトギス「青龍」です。山野草のお店で購入しました。庭植えではツツジとヒメシャラの間にあり、朝夕しか日光は当たりません。でも少し小高くなっていて乾燥する為か葉先が少し焼けています。
タイワンホトトギス「青龍」の花期は9~10月です。

8-31 庭植えのタイワンホトトギス「青龍」のつぼみ

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10-17 鉢植えのタイワンホトトギス「青龍」

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先端にたくさんの花を付けるのがタイワンホトトギスの特徴ということです。
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上から見た「青龍」の花

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横から見た「青龍」

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学名のhirta(ヒルタ)は、「短い剛毛のある」という意味で、株全体に粗毛が生え
ていることに由来します。属名のTricyrtis(トリルキルティス)は「3つの距」という意味で、ホトトギスの花被片の基部に3つの距ができるところから。距(きょ)とは花びらやがくが変化した突起状の部分で主に花の後ろ側にできます 。

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また、春に葉の表面に油のしみのような黒い斑点ができることから中国では油点草という。

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タイワンホトトギキスは自生するホトトギスTricyrtis hirtaと似ているが、花はやや小型で茎の頂部に枝分かれしてつく特徴があります。そしてタイワンホトトギキスは自生するホトトギスより栽培しやすく、通常栽培されているのはこのタイワンホトトギスかその交雑種が多いとのことです。


タイワンホトトギス「青龍」を入れてハナイカダ(花筏)を中心にした寄せ植えをつくりました。
この辺り(初夏)まではよかったのですが、そのうちに草丈が伸びすぎたり茎葉が増えすぎたりと他の植物を押しのけてしまったりして、寄せ植えは大失敗でした。次の年の春に芽がたくさん出たので、2~3回にわけてすべて取り除きました。鉢植えの場合は単独で植えたほうがよいかもしれません。(手前右側)

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ホトトギスの育て方 庭植え

タイワンホトトギスとホトトギスの交雑種も多く出回っているらしいので、これらのホトトギスは育てやすいので、苗を購入して育ててみてはいかがですか?

◆置き場所や植える場所
夏の直射日光の当たらない場所で育てます。
庭植えなら半日陰の乾燥しない場所に植えれば、ほぼ放任で大丈夫です。

鉢植えは水はけと水保ちのよい用土に植えて、春や秋は乾燥させずに日当たりにおいても大丈夫ですが、真夏は木陰に移動するか遮光するようにします。


◆水やり
表土の乾き具合を見て与えます。ホトトギスは乾燥させると葉先が枯れこみやすいです。鉢植えの場合は特に乾燥させないように、土の表面が乾きかけたら水をたっぷりやってください。我が家の鉢植えの「青龍」も今年(2010年)の猛暑で乾燥させてしまい、葉先が焼けてしまいました。


◆肥料
肥料の仕方も花が沢山欲しい場合や風情重視型とでは違います。
春先に緩効性肥料を与えますが、お好みで与えるとよろしいのでは・・・
花が沢山欲しい場合は、通常より多少日の当たるところで肥料も与えたほうがよく咲くと思います。我が家の庭植えのタイワンホトトギスは与えなくてもかなり咲きます。

鉢植えの風情重視型では肥料は緩行性の置き肥あるいは液肥を通常よりも薄くして与えます。楚々とした山野草のイメージを出すなら肥料は最低限にしたほうがよいと思いますが・・


◆病害虫
2009年は地植えにしたタイワンホトトギス「青龍」に虫がつきました。赤と黒地に「イラガ」みたいなトゲトゲのあるこの幼虫を調べたらルリタテハでした。ホトトギスの枝をコップに挿して細かな網で囲い、幼虫~さなぎ~成虫まで観察することができました。パソコン故障で画像消滅してしまい残念です。2010年は幼虫がきてくれるでしょうか? 結構葉っぱを食べてしまいますが、ホトトギスが沢山あるから大丈夫 (^o^)v
※2年半後にパソコンが復活でルリタテハの画像がありました。
ルリタテハ 幼虫~成虫までの観察


◆ふやし方
株分け、挿し芽、実生などで。実生では早春に蒔きます。
鉢植えの株分けは1~2年に1回程度植え替えも兼ねて行ないます。
春に芽が伸びてくる前、3月頃が適期です。根を軽くほぐして根を広げるようにして植え替えます。
上の寄せ植えでは抜いても抜いても根が残っているのでしょう。2011年春もまだまだ芽が出てきています。

ホトトギスのさし芽。(上中央) 白の葉はシロタエギクです。

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タイワンホトトギス「青龍」の場合は一年経つとたくさん殖えます。鉢植えにしたものを水やりしてから、株元を持ってそっと引っ張ったら根まできれいに抜けました。さし芽より株分けが簡単です。


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日本産のホトトギス(国立科学博物館の資料より)

ヤマジノホトトギス Tricyrtis affinis Makino
キバナノホトトギス Tricyrtis flava Maxim.
ホトトギス Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.
シロホトトギス f. albescens (Makino) Hiyama
サツマホトトギス var. masamunei (Makino) Masamune
イワホトトギス var. saxicola Honda
サガミジョウロウホトトギス Tricyrtis ishiiana (Kitagawa & T. Koyama) Ohwi & Okuyama
スルガジョウロウホトトギス var. surugensis Yamazaki
タマガワホトトギス Tricyrtis latifolia Maxim.
ジョウロウホトトギス Tricyrtis macrantha Maxim.
キイジョウロウホトトギス Tricyrtis macranthopsis Masamune
ヤマホトトギス Tricyrtis macropoda Miq.
チャボホトトギス Tricyrits nana Yatabe
タカクマホトトギス Tricyrtis ohsumiensis
キバナノツキヌキホトトギス Tricyrtis perfoliata Masamune
セトウチホトトギス Tricyrtis setouchiensis Hr. Takahashi

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