ハナイカダ（花筏）

友人の庭のハナイカダ（花筏）

ハナイカダ　花筏「はないかだ」
ミズキ科ハナイカダ属　　落葉低木
別名：ママッコ　ヨメノナミダ（嫁の涙）
学　名：　Helwingia japonica (Thunb.) F. Dietr.
原　産：　中国、日本（北海道～九州）

2007年４月下旬に友人の庭ではじめて開花する少し前のつぼみを見たとき、こんな花のつき方があったのかとかなり驚きました。
このハナイカダ（花筏）をまだ知らない人が多いのではないでしょうか？
・・・名前が分からなくてずいぶん調べました。
名前がようやく分かりましたが、なるほどハナイカダ（花筏）とはナイスネーミングですね。
調べてみるとハナイカダは雌（メス）雄（オス）異株でした。
雄花は１枚の葉の上の中央にかたまって数個ついていますが、雌花は１個が普通でまれに2～3個付くそうです。
※訂正　実がそうで、花は
ハナイカダ（花筏）の葉を見ての勝手な解釈ですが、まるで花が筏（いかだ）に乗っているような感じなのでハナイカダになったのでしょう。
別名のママッコ（継子？）　ヨメノナミダ（嫁の涙）というのは雌のハナイカダの実の付き方が一つポツンとあるので、昔の継子や嫁が隅のほうでポロリと泪を流している・・・というのイメージです。
早くヨメノナミダ（嫁の涙）が見たいものです（笑）

ハナイカダ（花筏）は４月上旬に葉が展開すると共に蕾も一緒に現れてきます。
最初は葉が大きくなってから蕾が付くのかなと考えていましたが、同時に蕾も一緒に出てきました。
ハナイカダ（花筏）の葉が開きかけたところで、つぼみが見えています。　
2007-4-13



ハナイカダの若葉
2007-4-14



ハナイカダの花
2007-4-28



友人からもらったハナイカダはどうやら雄のようで、いくつも蕾が付いています。
2007年当時は雌のハナイカダの実物はまだ見たことがありませんが、実は黒く熟し、甘みがあるそうです。
若葉も山菜として食べられるそうですが実まで食べられるとは・・
その後、見つけたので、即ゲット　ハナイカダ（雌木）栽培記
どんな味がするのか、増えたらどちらも食べてみましょう・・・
今は少しだけの葉なのでとても食べる気にはなれません。葉を煮ると松茸に似た香が出て来るということですが・・・
また下痢にハナイカダの葉を摘み採り、水洗いして日干しで乾燥したものがいいそうです。

2007年は半日陰になる梅の木の隣りにハナイカダを植えていました。
翌2008年３月になって畑におくのはもったいないと思い、半日陰で育つ植物を集めてハナイカダ中心の寄せ植えを作りました。
勿論半日陰になるところに置くつもりです。ハナイカダを観察するのに、そばで毎日見ていることが出来て便利です。
イメージどおりに出来上がればいいのですが・・・

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ハナイカダの寄せ植え　2008年　
2008-4-14

アメリカイワナンテン、小型ギボウシ、ホトトギス、斑入りツワブキ、ヒューケラなどが植えこみました。
4-14



初夏のハナイカダの寄せ植え　
アメリカイワナンテンを撤去し、ヤブレガサ、ブルンネラ・ジャックフロストを入れて一部取り替えましたが、葉もの中心の寄せ植えになりました。
2008-5-29

半日陰が好きな植物が主に入っています。
半日陰関連記事　シェードガーデン（日陰の庭）

ハナイカダは水はけ・水もちのよい土に植え、半日陰で栽培します。

※ハナイカダのふやし方
私は友人に株分けしてもらいましたが、挿し木・株分け・種子まきができます。

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2009年のハナイカダ（花筏）
天童よしみさんの新曲「花筏」が発売されました。「花筏」の花を母と子に例え、永遠の母と子の絆をテーマにしたとのこと。
これであまり知られていないハナイカダ（花筏）がクローズアップされるかもしれないですね。

さて我が家のハナイカダ（花筏）の寄せ植えの2009年初夏の画像です。
ホトトギスがやたら蔓延って鉢の半分ぐらいを占めてきたので、全部抜き取りました。
ハナイカダ（花筏）も丈が伸びて画像の一番高いところはもう少し丈があります。
植え替えができない時期なので、植え替えは来年の3月上旬ごろ計画しています。

落葉樹関連記事　
花木苗・果樹苗の植え方　植え付け・植え替え

このハナイカダ（花筏）は今度は再び地植えにします。