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アセビ(馬酔木)

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つくば宇宙センターにて 2010-4-17  クリスマス・チア(アケボノアセビ?)

アセビ(馬酔木)
ツツジ科 常緑性低木

馬酔木という名の由来は、馬がアセビを食べると呼吸中枢が犯されて麻痺し、まるで酔っているようになるからとのことです。また「アシヒキ」、「アシシビレ」と別名もあるようです。
アセビ(馬酔木)の花、葉、茎にはアセボトキシン、グラヤノトキシンなどの毒の成分があるとのことです。
またドクシバ、ウジハライとも呼ばれているように、アセビ(馬酔木)の葉の煎じ汁が害虫の駆除に用いていたようです。
また同じツツジ科の「レンゲツツジ」も毒性があります。

江戸時代から多くの園芸品種が作られているとのことで、白とピンク系の花があります。
花色が淡紅色のアケボノアセビ、紅色が濃いベニバナアセビ、葉の縁に白い斑の入るフクリンアセビ、花序の長いホナガアセビ、交雑種のクリスマスチア、小型のヒメアセビ、奄美大島から沖縄本島の北部にかけて自生していた絶滅危惧ⅠA類のリュウキュウアセビなどがあります。

アセビ「クリスマス・チア」(アケボノアセビ?)
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アセビ(馬酔木)の花は小さなつぼ型です。
我が家にあるつぼ型の花はスズラン、ブルーベリー、ドウダンツツジ、イチゴの木(ストロベリーツリー)、イワナンテン、ムスカリなどがあります。

アセビ「クリスマス・チア」(アケボノアセビ?)
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アセビ白花
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アセビ白花
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筑波石のつくばいの脇に植えられているアセビ(義弟の自作の庭にて)
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アセビ(馬酔木)の育て方
 
日なたでも大丈夫ですが、半日陰の水もちや水はけがよい土壌を好みます。
花数は少なくなりますが、日陰でもよく生育します。

◆植えつけ時期
植えつけの適期は、新芽が伸び始める前の3~4月、または10~11月まで。
根鉢の2倍以上の大きさの植え穴を掘り、底土に腐葉土を混ぜて、深植えしないように植えつけます。

◆水やり  
庭植えには特に必要ありませんが、夏の高温期に乾燥する場合は朝か夕方に水やりをします。

◆肥料  
花後に(3月下旬~4月上旬)に、緩効性化成肥料を施します。
また秋のお彼岸後から1ヶ月の間に春と同様の緩効性化成肥料の半量を施します。
肥沃な土壌の場合は特に施す必要はなく、寒肥(冬の間)を根元に少しばらまくとよいでしょう。

◆剪定・整枝
開花後のなるべく早い時期、4月から5月までに花がら摘みを兼ねて軽く刈り込み、樹形を整えます。枯れ枝や重なり合った枝は、基部から切って風通しをよくします。こみあっていなければ放っておいても樹形が自然にまとまるので、剪定を控えてもよいでしょう。
夏以降の剪定は翌春の花が見られなくなってしまいます。

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アセビの育て方 (鉢植え)
◆用土  
 市販の花木用の培養土が簡単です。

◆植えつけ、植え替え  
 鉢植えは、一年おきを目安に根を1/4~1/3ほど切り詰めます。
 鉢を大きくしたくないときは同じサイズにし、通常は一回り大きな鉢に植え替えます。
 適期は庭植えに準じます。

◆水やり
 春から秋までの間は、乾いてきたら十分に水を与えます。

◆ふやし方
・さし木
 6月~7月に、その年に伸びて充実した枝を使います。
 用土は鹿沼土赤玉土の小粒、さし木用土などを使います。