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ジャガイモ栽培記 春栽培(自家採取の種芋)の画像 2010年度

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2010年度の我が家の春・秋のジャガイモ栽培は昨年に引き続き無農薬栽培でした。
(2009年度のジャガイモ栽培は画像消滅のため、細かいことが思い出せなくて残念ながら省略します)
今年の春栽培は自家採取のジャガイモを種芋にして育てました。たくさんのジャガイモが余ってしまったので、ダメもとで栽培してみたのです。いつもなら残ってしまったジャガイモは捨てています。
※狭い場所での栽培には自家種芋はウイルス病の危険があるので購入をお勧めします! 
自家種芋は余裕のある場所でだめもとの気持ちで。我が家のジャガイモ畑のまわりは芝栽培をしているので、迷惑はかけないかと思っています。 

自家種芋での無農薬栽培はどうなったのでしょうか?
ヒョロリと長く伸びたジャガイモの芽は全部取って処分したところです。

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上の中からよさそうなものを選んで種ジャガイモに。
ひと際鮮やかなオレンジの「インカのめざめ」や赤色ジャガイモのノーザンルビー、紫の「キタムラサキ」などまだ珍しくカラフルなジャガイモは家庭菜園にお勧めです。まだ一般的には出回ってはいないので、自分で育ててみましょう。 ワクワク、ドキドキの連続です!

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それを今年は全部種芋にして育ててみることにしました。
昨年味見をしなかった分、特に期待大! どんな味か楽しみです。


紫色の皮と肉のキタムラサキは大きくなるタイプ。今まで育てた経験からは病気に強いと感じました。
これは2008年に種芋を購入してから3年目のキタムラサキで、昨年の収穫の残りのものです。
左側はキタムラサキを半分に切ったところ。

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今年(2010年)は最初からキチンとしたジャガイモの育て方はできませんでした。あろうことか、畑の準備ができていなかったのです。
キタアカリは畑の準備と植え付けが同じ日になってしまいました!

植える日に45cm巾ぐらいに荒起こしをしてから、元肥のジャガイモ専用の有機肥料を予定地に撒き、もう一度マンノウで全体に混ぜ込みました。(1列植え)
そして植える畝の中あたりに広い溝を掘り、その溝全体に自前のぼかし肥料を散らして種芋をおきました。キタアカリは切っていない丸のままを植え付けました。

キタアカリをいつもの年より少し狭い間隔で置いたようです。別に理由はなく、気持ちの余裕がなかっただけです。
ジャガイモの芽がたくさん付いていましたが、元気なものを3芽だけ残し、あとの芽は植えるときに取ってしまい、芽かきをする手間を省きました。
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赤ジャガイモのノーザンルビーや紫のキタムラサキの栽培予定地は早くから準備ができていたので、ただ植えただけです。
※「ノーザンルビー」は「キタムラサキ」の自然受粉種子の中から選抜された品種ということです。
※北海道農業研究センターの資料より

長くなってしまったので、ノーザンルビーは別記事にしました。
ノーザンルビーの収穫と料理

その日に作った即席の畝でもキタアカリはそれなりに育っています。
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上の画像から3日後に雪が降ったときは心配しましたが、霜ほどの影響はありませんでした。というかほとんど影響なしです。
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芽かきをして植えても、後から芽が出てきてこみ過ぎになっています。再び芽かきをして1回目の追肥と土寄せをしました。
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あれっ? しおれている茎があります。
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見ると根元近くがかじられています。ネキリムシ? またはヨトウムシ? ※まわりの土を小枝で動かしたら、ネキリムシがいました! 以後毎年数匹に茎元をかじられています。でもジャガイモは茎を2~3本残しているので早めに気づければ大丈夫です。近所では1本にして育てている人もいますから。ヨトウムシも気を付けたいです。もう赤ちゃんジャガイモが育っています

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知っていましたか? ジャガイモは根が肥大したものではないのですよ。茎の一種である匐枝(ふくし)と呼ばれる地下茎が肥大して塊状になったもので塊茎(かいけい)というそうです。根は細くなっているものがそうです。よく見ると違いがわかります。
余談ですが、サツマイモは根が肥大化したもので塊根(かいこん)というそうです。同じ芋ですが茎が育ったジャガイモと根が育ったサツマイモ・・ちょっと面白いですね。

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5月中旬のジャガイモ畑の様子です。この時期はジャガイモは育つのがとっても早いです。
20日ごろに2回目の追肥と土寄せをしました。
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ジャガイモの花です。ジャガイモの種類により花もさまざまな色になります。
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ナス科なのでナスとソックリの花!
ナスは中央のめしべが回りのおしべより長くないと良いナスができません。

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ジャガイモの花も体の調子のバロメーターになっているらしい
雄しべより雌しべが長いのでこのジャガイモは快調ということになるそうです。種から育てたものとは異なり、ジャガイモは養分を蓄えている芋から栄養をもらうので、最初は何もしなくてもある程度はスムーズに成長します。でもスタートダッシュ型なので、最初の肥料は大事です。


何の種類かわかりませんが、絞りの花もありました。
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淡い色のジャガイモの花。
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白いジャガイモの花。廃棄処分の場所から出ていたジャガイモです。
これは名がわからない赤肉ジャガイモのの花? あるいは紫肉キタムラサキの花か?
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廃棄処分所はこちらです。白い花が咲いているでしょう。
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よく見るとアブラムシがいます。
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葉にもアブラムシがいます。
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でもテントウムシの幼虫もいます。
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昨年に続き、今年もたくさんいてアブラムシをパクパク食べてくれました。このようにアブラムシを退治してくれるテントウムシやクサカゲロウヒラタアブ類などをアブラムシの天敵(てんてき)といいます。
テントウムシ関連記事
テントウムシの種類と画像 天敵(てんてき)としてのテントウムシ
クモもまた虫類を退治してくれています。畑には何種類ものクモがいます。
自然のままにしておくとそれぞれの営みがわかってきて非常に面白いです。
ハナグモとその獲物たち 

その他の庭や野菜畑の天敵達
ジャガイモの育て方はこちら
くわしいジャガイモの育て方&ジャガイモのプランター(鉢)栽培

こちらはとっても美味しいキタアカリ。これは大小がありましたが、中身はきれいで、ホクホクしていておいしかったです。
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こちらはメイクイーン。
ノーザンルビーの形は赤のメイクイーンといったところでしょうか。
メイクイーンとノーザンルビーの収穫したものは時間が経っても腐敗や空洞がなくきれいでした。皮をむきやすい形で煮崩れも少なく煮物などに向いています。
キタアカリは何個か腐ってしまったのがありましたが、以前の消毒していた時と比べても差はありませんでした。購入の種芋でなくても腐ってしまう率が同じなのは自前のぼかし肥料のおかげかな?

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ノーザンルビーを除く全体の様子。手前がキタアカリ。奥がメイクイーン。
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今年の春はジャガイモを植える場所を確保できていなかったので、2回目の収穫でこれで終わりになりました。大好きなキタアカリは即席の畝でなお且つ購入の種芋でないためか粒も不揃いで量も少なかったです。いつもの1/3の収穫なので、よそさまにさしあげるほどありませんでした。

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ジャガイモの収穫が少なかったので、秋にも作ってみることにします。

・・・ところで気がついたかたはいるでしょうか?
私もここでやっとこさハタと気が付いた次第です!
最初のあのジャガイモの種芋をご覧になってください。
あのたくさんあった「キタムラサキ」や少しですが「インカのめざめ」はどこへ行ってしまったのでしょう!?

植える場所を求めてあちこちと種芋を持って歩いているうちに、植えたつもりになって失くしてしまったか、または選別のときに植えないほうに入れてしまったのでしょうか。我が家の七不思議です。(イヤ、単なるボケですね。

※なお、真夏に例の廃棄処分する場所のジャガイモを掘ってみたら、嬉しいことに「キタムラサキ」が出てきました!
多分昨年に処分したものだと思います。こういうのってほんとうにハッピーな気分になります。
かなり大きくなっているでしょう。肥料はおろか何の手入れもしないでスクスク育った「キタムラサキ」。
カラフルポテトは料理次第できっと面白くて楽しい食卓になると思いますが・・

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さらに11月下旬にはその近くにまたまたキタムラサキとノーザンルビーが・・

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楽しいジャガイモ栽培を是非お試しください。種苗会社や商社などの各社がいろいろな名前で売り出しています。名前が違う分ジャガイモも違うのでしょうか?
赤系
白肉の「ベニアカリ」、「アイノアカ」、赤皮黄肉の「スタールビー」
我が家の名前がわからない赤皮のジャガイモはもしかしたら「スタールビー」?

紫色のじゃがいも
「シャドークイーン」、「キタムラサキ」。皮だけ紫の「ジャガキッズパープル」
「シャドークイーン」はノーザンルビーと同じ年に種芋を購入したのですが、植える前に管理が悪かったためか腐ってしまって育てるまでには至りませんでした。

※その後にまた育てました! シャドークイーン 濃紫のジャガイモ