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ゼニアオイ

ゼニアオイ,錦葵(きんき),薬効,コモンマロー,雑草扱い,帰化植物

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紅紫色のゼニアオイの花 2012-5-29

ゼニアオイ
アオイ科 ゼニアオイ属
花期 6~8月になっているようですが、切り戻ししたものは10月まで咲いていました。

ゼニアオイはヨーロッパ南部生まれの帰化植物で、すでに江戸時代に鑑賞用に裁培されていたようです。
我が家でも野菜畑(せんぜ畑)の道路沿いに野性化したゼニアオイが毎年生えてきます。
ゼニアオイの名の由来ですが、中国の古書にゼニアオイの花の大きさが五銖銭(ごしゅせん)と同じ大きさから銭葵という説と、種子が並んだ果実を銭に見立てたという説があります。

写真を整理していると、葉も花もコモンマローとそっくりなのでゼニアオイ、コモンマローの区別がつかなくなってしまいます。
実物を見比べるとコモンマローのほうが葉も花も柔らかな感じで、ゼニアオイのほうが小柄で花もたくさん咲きます。
ゼニアオイはコモンマロウ(ウスベニアオイ)の変種だそうです。

ゼニアオイは舗装された道路の割れた隙間などにも育つたくましい雑草のような存在になっています。
ゼニアオイに限らず、アオイ科の花は下のほうから上のほうへと段々に花が咲いていき、それに伴い草丈も伸びていきます。
2013-6-1
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切り戻ししておくと再び咲き始まります。邪魔なので、切り戻しを繰り返すと晩秋まで咲いていました。
2013-8-25
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ハーブとしてのゼニアオイ
似ているウスベニアオイの花はハーブとしてチヤホヤされています。
乾燥させてハーブティにすると青いお茶になり、そこにレモンの果汁を垂らすとピンクに色が変わる夜明けのティーなんて。
ゼニアオイだって最も近い仲間なので、同じようにするとそうなるのでしょうね・・・多分。
でもこちらは雑草扱いだなんて不公平だよね。
現在咲いているので、どうなるか見てみたいですね。結果は後ほど・・・


ゼニアオイの薬効
コモンマローとほぼ同等でしょうか・・・
ゼニアオイの葉にはタンニン質や粘液質などを含まれていて、花にはアントシアニンのマルビン、粘液質のほかにフラボノイド系のゴシビン3ーサルフェイトなどがふくまれているそうです。

※中国ではゼニアオイを錦に見立てて、錦葵(きんき)という漢名があるそうです。
乾燥した葉と花を混ぜて適量の水で煎じて、1日数回うがいを繰り返すとのどの腫れや口内炎などの痛みを和らげて炎症を抑えるということです。

また葉を煎じたものは腸の働きを引き締めて、下痢を止める効果があるそうです。