アメリカフヨウの育て方
アメリカフヨウの育て方,管理,栽培方法,ハマキムシ対策アメリカフヨウ
アメリカフヨウ
アオイ科 ハイビスカス属
別名:クサフヨウ
耐寒性多年草
原産:北アメリカ
開花期:初夏~秋
花色:白、濃桃、赤など
花の大きさ:直径18~20cm(大きいのは30cmもあるらしいが、まだ見たことがないです)
草丈:100cm前後
花言葉:繊細な美
ハイビスカス属のなかでアメリカフヨウとモミジアオイは宿根草花扱いです。
地上部は枯れても根株が休眠して残ります。
アメリカフヨウはハイビスカスに似た大輪の花が、初夏~秋まで次々と長く咲き続けますが、一日花です。
赤、白、ピンクと花色も豊富で 夏の花として抜群の存在感があります。
ハイビスカス属全体にいえることですが、暑さに強いけれど寒さと乾燥には弱いです。
春から夏にかけての生育は旺盛で、アメリカフヨウとモミジアオイなどは株立ちになります。
アメリカフヨウの育て方/栽培方法・管理(花壇栽培)
◆適した栽培環境
日当たりや風通しがよく、水もちの良い肥沃な土壌が最適です。
◆タネまき
八重桜が咲く時期が播種の適期です。発芽温度は25℃ぐらい。
保温ができればもっと早めでも。
我が家のアメリカフヨウ関連記事→アメリカフヨウ(草芙蓉(くさふよう)
◆植えつけ
ポリポットに植えてある市販の苗は直ちに花壇や庭に植えます。
深く耕して腐葉土やピートモスを多めにすき込むと水持ちがよくなります。
品種によって違いますが、株間を50~90cmぐらいにします。
我が家のアメリカフヨウは80cmぐらいにしましたが、それでも狭く感じました。(アメリカフヨウの交雑種?)
◆肥料
植えつけ時に緩効性肥料を混ぜておきます。
生長期~開花期には、化成肥料を月に1度の割合で生長に合わせた量を施します。(小さいときには少量で、徐々に増やしていく)
◆水やり
夏に乾燥が続くところでは早朝か夕方にたっぷり水を与える。
我が家のアメリカフヨウは雨が降らない真夏(2015年)でも水やりはしませんでした。
品種によっては水やりはいろいろあるようですが、一般的には欲しがるようです。
◆害虫
オルトラン粒剤を月に一度の割合で株元にまいたので、ワタノメイガ(ハマキムシ)の被害はありませんでした。
ハイビスカス属にはハマキムシ対策は欠かせません。
2013年秋には何者かに株元をかじられてしまい茎が2本枯れてしまいました。(メイガの一種? ボクトウガ?あたり)
2015年に畑に移植したのですが、ラミーカミキリが先端の茎をかじったみたいで萎れて曲がっていました。
◆病気
特に発生はありませんでした。
◆植え替え・株分け
我が家のアメリカフヨウは大型の部類に入るみたいなので、1年で大きな株になります。
2~3年に1回は植え替えたほうがよさそうです。
春または秋に株分けします。
高くなるタイプでは開花時期に風雨が強いと倒れる場合があります。
支柱をするとよいでしょう。
我が家では花壇のときは支柱をしましたが、畑に移植して支柱をしていなかった年には2本だけ残してすべて倒れてしまいました。
2018年6月の大雨の次の日には数本倒れていました。
少し根が付いていたので、半分切り戻してから別の場所に移しましたが、根付くでしょうか・・?
◆冬越し
晩秋には枝を地際15cmほど出して冬越しさせると春の整理のときにアメリカフヨウの位置がわかります。
多年草はほぼこのようにするとあとで目印になります。
寒冷地では土寄せをしておくといいでしょう。