アサツキ(浅葱)栽培記 育て方・管理
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奥にあるのはショウガでかなりの出来栄えでした。
アサツキ
ヒガンバナ科(ユリ科) ネギ属
草丈:30~40cm
球根性多年草
別名:イトネギ、センブキ、センボンネギ、センボンワケギ、ヒメエゾネギ。
アサツキという名は、ネギ(葱)に対して色が薄い(浅い)ことからきています。
似た品種にチャイブがあり、アサツキはチャイブの変種と言われています。
薬味、スープ、みそ汁、卵焼き、和え物、炒め物などに利用されます。
秋田では雪の下で萌芽したアサツキのもやしみたいな白い芽「ひろっこ」を収穫し、酢味噌和えやみそ汁、天プラなどにしているようです。
またチャイブと同様にコンパニオンプランツ(共栄植物)として利用する事が出来ます。
バラの黒点病、黒斑病、黒星病の予防や トマト、ナスのアブラムシ回避、 ニンジンなどの土壌の殺菌、ネギ類の匂いを嫌うウリハムシ(ウリバエ)の防除などに効果があるといわれます。
我が家の混植菜園には至るどころに植えっぱなしになっています。
↓これまで育てた花木、樹木、果樹、草花・野菜など12年間の栽培記録(2018年現在)
・我が家の混植菜園&花壇 栽培備忘録(これらの記事はたくさんの種類があり、全部見るのは不可能・・かな)
他のネギ属の栽培記 ・ネギ属 栽培記録
球根関連 ・夏植え球根と秋植え球根 種類と育て方(植え付け・管理)
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アサツキの育て方
菜園やプランター(コンテナ)でも栽培できます。
プランター栽培も超簡単! アサツキ プランター(コンテナ)栽培記
夏から秋にかけて園芸店で、アサツキの小さな球を入手することができます。
アサツキ、ワケギ等は庭の隅に植えておくだけで重宝します。
その後植えっぱなしにすると、台風などで大雨が降ると、再び芽が出て秋にもう一度収穫ができます。
冬は地上部が枯れてそのまま越冬し、翌春になると再び新芽が伸びてくるというサイクルになります。
◆植え付け
水もちや水はけが良い土壌のほうが柔らかくよく育つので、堆肥や腐葉土を多めに混ぜておきます。
種球を10cm間隔で1ヶ所に2~3球ずつまとめて、発根部を下にし浅植えにします。
水やりは乾燥しないようたっぷりと行うと早く発根します。
2008-9-3
植付け時期は秋(8月下旬~9月上旬)ですが、植えっぱなしでも毎年問題なく発根・発芽します。
◆肥料は生育状況を見ながら液肥や化成肥料を施用します。
◆収穫
収穫は秋と春に2度行うことができます。
草丈が20~30cmになったら、株元を2~3cm程度残して刈取ると、再び新芽が伸びてきます。
刈取り後は追肥して葉の成長を促します。
また球根ごと収穫することもできます。エシャレットみたいです。
たくさんあったら小口切りにして、このようにジップロックに入れて冷凍保存しておきます。
毎日のようにいろいろな料理に使って重宝しますよ。
◆花
5~6月に薄紫色の花をつけ、花後は地上部は枯れて夏の休眠に入ります。
左チャイブで右アサツキです。良く似ていますね。
紫色の花はシラー・ペルビアナ (大蔓穂)
5-21
我が家のバラとフラワーアレンジ。
バラのフラワーアレンジがたくさんあります。
バラの花のフラワーアレンジ(自己流)
◆病虫害
我が家ではこれまで目立った病虫害の被害はありません。
ベト病・アブラムシ・スリップスなどの病虫害があるようです。
◆保存
種球は開花して地上部が枯れると休眠にはいるので(夏)、掘り上げて風通しの良い日陰で乾かして保存します。
夏から秋にかけて定植時期をずらすと、収穫時期を分散させ、新鮮なアサツキを随時利用することも可能になります。
寒さが増すと徐々に葉が垂れてきて、やがて枯れてきます。
枯れたままで越冬します。
2009-11-23
さてアサツキを育ててから早7年が経ちました。
これまでコンパニオンプランツに利用していたので、色々な所に生えています。
早春には枯れた葉のすき間から新しい芽がでてきます。
このような柔らかな時期に利用するとおいしいですよ。
2015-3-15
こちらは元の場所でインドハマユウのところにあります。
抜いても抜いても困るほど増え続けています。
最近は肥料も植え替えもしなくなっているので、球根が小さくなってしまいました。
大きな葉は白身が赤い赤ネギの「ひたち紅っこ」か「レッドポアロー」のいずれか。
赤さが「ひたち紅っこ」のような感じがしますが・・
2015-3-15
注目
ネギ粘液がある緑の葉の部分は免疫活性化作用があると言われています。
関東では普通のネギは白い部分を食べるだけなので、今度から葉の部分を食べるようにします (*^_^*)
アサツキ、ワケギ、九条ネギ、小ネギなどは葉の部分まで食べるので、粘液を食することができます。
ネギを加熱調理しても有効とのことです。