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草花や野菜のよい苗の選び方・詳しい植え付け方法

よい苗,植え付け方法,プランター栽培

園芸店、ホームセンターなどで苗を購入する場合は、よい苗かどうかをチェックします。
昔から苗半作というように、よい苗を植えることは収量の半分は保証されるというほど大事です。

よい苗の選び方・見分け方のポイント(草花や野菜共通)
・病気になったり、害虫被害を受けていないか、葉の裏なども丹念にチェック(ハダニやアブラム)
・葉が縮れや斑点がでていないか、茎の先端が止まっていないか(病気)
・下葉まで付いているか、下の葉が黄色くなったり枯れたりしていないか(根詰まり)
・葉が濃い色で厚みがあり、色つやがよいか (健全な生長)
・徒長していないで、茎が太く葉と葉の間が詰まってがっちりしているか (日光に当たっている)
・株がぐらついていないか、ポットの土が固まっていないか(根張りが良い)

草花の植え付け プランター栽培(鉢植え)
・一回り大きい鉢を用意し、針底ネットを穴の上に置き、鉢底石を入れます。
 大きなコンテナ植えにする場合には鉢底石をネットに入れてから穴の上に置くと、後に取り出すのが簡単です。
・元肥の緩効性肥料を少量入れた培養土を1/3ほど入れてみます。
・鉢の中にポット苗のまま置いて高さを見ます。
・根がびっしりと張っている苗は、根鉢(根とまわりの土)をあまりくずさないようにし、まわりの根を軽くほぐします。
 ※びっしりと根がまわっていて根詰まり状態のパンジーー・ビオラの場合は、大胆にくずしても大丈夫でした。
・苗の株元が鉢の縁よりもやや低くなるようにし、苗を中心に置き苗と鉢のすき間に培養土を入れます。
このとき深植え、浅植えにならないように注意し、高さを調節します。
ペチュニア類は風通しをよくするため、やや高めに植えつけます。
・割り箸などで土を軽く突いて苗を安定させ、土が少し沈んだらウォータースペースを考えて培養土を足します。
・最後にたっぷりと水を与え、春~夏の場合は2~3日は半日陰で管理します。
 秋から冬の場合は、たっぷりと水を与えてから暖かい日なたに置きます

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野菜などの苗
果菜類(トマト、ナス、ピーマン)などの場合
上記のよい苗の選び方・見分け方に加え、温度・水分・肥料が適正に管理されていれば、節間が詰まってがっちりした苗になります。
・しっかりした花芽がついているか。
・張りのある大きな子葉(双葉)がついている。(ウリ類は、健全な双葉がついていることが大切な目安)
・ポットの下から、白い根が見えているか。
・植え付けの目安・・・・トマトやナス、ピーマンなどは、ひとつ目の花が咲いたころ。

葉菜類
・植え付けの目安・・・・キャベツ、レタス、パセリなどは、本葉が5~6枚程度開いたころ。

◆購入した苗が、植えつけに適した大きさに達していない場合
ひと回り大きなポットに根鉢をくずさずに植え替えて、適した大きさになるまで育ててから畑に植えつけます。
※また植えつける場所に何かが植えてあるとき、まだまだ寒い日が続くので植え付けるには早いとき、防寒するのが面倒なときなどは、取りあえずひと回り大きな鉢に植え替えておきます。
少量の野菜苗なので、苗の変化を楽しみつつ、軒下の暖かいところで育てています。
もっとも寒い日になる前は玄関や出窓などに取り込みます。
※我が家では暖かくなるゴールデンウィークあたりに植えつけします。

畑の準備
ポットなどで育てた苗を畑に移し替えることを定植といいます。
植えつけの1週間前までには畑を耕して苦土石灰や堆肥、化成肥料などの元肥を全面に施して畝立てしておきます。
(1m2あたり、苦土石灰を100~150g、堆肥を約1kg、化成肥料約100gぐらい)
このときにマルチングをしておくと、植えつけのときまでには地温が上がって、苗が根づきやすくなります。
※苗をポットから畑に移すときは、曇りで風のない日を選ぶなど心配りをします。

植えつけ方法
・ポットと同じ深さの穴を掘ります。
・植え穴にたっぷり水を注ぎます。
(我が家では使用しませんが、殺虫剤は水が引いてから入れて、少し土をかけます)
・根鉢をくずさないように、ポットから苗を出し、植え穴に入れます。
 ※人指し指と中指で株元を押さえて苗を逆さにし、ポットを上にはずすと、根鉢がくずれません。
 またはポットの穴を下から指で押します。
・株元に土を寄せて、両手で軽く押さえてたっぷりと水をかけます。
 ※接ぎ木苗の、接ぎ木部分は必ず地上部に出すこと。
・植えつけ後の管理は、新しい根が伸びるまで根の吸水が不十分なので、土が乾燥したら水を与えるようにします。
・果菜類には仮支柱を立てておきます。
・早植えの場合は、風よけ・霜よけ・保温のためにホットキャップやフィルムなどで覆うようにするとなおよいでしょう。
※トマトなどは定植時に葉水程度にかん水する程度で、しおれてもかん水は行なわない方法を実践している農家の方もいます。
このようにすると根は水分や養分を求めて深く広く張っていき、スムーズに着果するそうです。
後半までスタミナのある強い生育となるということです。(現代農業より 発行月日は?)


野菜の植え付け プランター栽培(鉢植え)
プランターは野菜は草花より深い容器「菜園用プランター」を用意します。
一般的に根菜類はそうですが、ラデッシュ、小カブなど小ぶりな根菜類はそれほど深さは必要としていません。
ベビーリーフ小松菜ホウレンソウ春菊などの葉菜も深さをそれほど必要としていません。草花用のプランターで兼用できます。
ただし次々と収穫を望むシソやモロヘイヤなどは大きな容器が必要かと思います。植物の大きさに合わせて適切なプランターを選ぶことです。
ミニトマトやナス、ピーマン類などの果菜類は、次々と収穫できるようにするためには「菜園用プランター」などの大きなプランターが必要になります。

※これまで良い苗を購入して育てた野菜たちの一部 
ミニトマト栽培記
カラーピーマン(パプリカ) プランター栽培(菊鉢)の画像
プランター ナス(茄子)の育て方 菊鉢でのナス物語
プチヴェール プランター栽培記

※ベランダ菜園で注意
消防法では、避難パネルや階下への避難口の前を塞いではならないと定められています。
その他に水やり、薬剤散布、プランターの転倒や落下、有機質肥料の臭いなど周囲への気づかいが大事になります。
いずれにせよ農家はいろいろな方法で栽培しています。
難しいことはプロにまかせ、上記の一般的で失敗の無い栽培方法でいきましょう。